共同研究
根栽農耕論ーオセアニア地域における根栽農耕

1996〜1998年度

 オセアニアの生業における特徴的な点のひとつとして、根栽農耕を挙げることができる。この農耕は、農業形態としては最古に属すものと推定され、さまざまな発展段階あるいは環境に適した多くの変異ある根栽農耕がオセアニア世界で観察することができる。これらの農耕技術およびその農耕を持つ社会を比較検討することによって、根栽農耕の起源、根栽農耕の発展の諸相、環境との適応の諸相、それらとの社会形態との相関関係、さらに近代社会における根栽農耕の適応形態などの諸問題を検討してみたい。
1996年度
代表者
吉田集而
班員(館内)
ピーター・マシウス
(館外)
安渓貴子、猪俣伸道、印東道子、遅沢克也、小西達夫、重田眞義、田中耕司、
豊田由貴夫、豊原秀和、中野和敬、堀田 満、吉野煕道
研究会
1996年6月14-15日
ピーター・マシウス「地中海地方のタロ」
吉田集而「サゴヤシ・デンプンの採集の新しさ」
1996年7月18-19日
安渓貴子「サトイモの来た道一西表、トカラ、屋久島の調査から」
小西達夫「パプアニューギニアのタロイモについて」
吉野煕道「ネパール、タイ、南西諸島の野生型サトイモの分布と遺伝的変異について」
1996年10月4日
吉田集而「有害イモの毒抜きと加工食品」
作業部会:オセアニアにおける根栽農耕の資料整理
1996年11月8-9日
猪俣伸道「根栽農耕地域における有用植物—パプア・ニューギニアとソロモン諸島」
豊田由貴夫「バプア・ニューギニアにおける農耕と儀礼」
田原 誠「サツマイモの起源とその野生種をめぐって」
堀田 満「熱帯でのイモ型食用植物の利用の特徴」
1997年3月27日
遅沢克也「ウォーレシアのサゴヤシの成育とその利用」
印東道子「オセアニアの植物利用の考古学的資料」
ピーター・マシウス「キプロスのタロ」
1997年度
代表者
吉田集而
班員(館内)
崎山 理、野林厚志、ピーター・マシウス、山本紀夫
(館外)
安渓貴子、猪俣伸道、印東道子、遅沢克也、菊澤律子、小西達夫、重田眞義、高柳謙治、田中耕司、
田原 誠、豊田由貴夫、豊原秀和、中野和敬、堀田 満、吉野煕道
研究会
1997年10月24-25日
中野和敬「オセアニアにおけるキャッサバ化の進行」
吉田集而「パン果発酵の謎」
1997年12月19-20日
野林厚志「台湾ヤミの根栽農耕」
松田正彦「中国雲歯省・台湾およぴ日本におけるタロのアインザイム変異」
1998年1月23-24日
高柳謙治「パプアニューギニァ・ソロモン・フィジーにおけるイモ類」
吉野煕道「中国・雲南省・ネパール・タイ・ベトナム・インドネシア・日本とパプアのサトイモの関係について」
菊澤律子「比較言語学からみた根栽農耕論:総論タロ(1)」
1998年2月13-14日
藤本 武「エチオピアの根栽農耕文化論」
田中耕司「根栽農耕と穀作農耕:農耕文化にみる『個体』と『群落』の系譜」
堀田満「サトイモ類をめぐって」
1998年度
代表者
吉田集而
班員(館内)
崎山 理、野林厚志、ピーター・マシウス、赤嶺 淳
(館外)
安渓貴子、猪俣伸道、印東道子、遅沢克也、菊澤律子、小西達夫、重田眞義、高柳謙治、田中耕司、
田原 誠、豊田由貴夫、豊原秀和、中野和敬、藤本 武、堀田 満、吉野煕道、黒田俊郎、松田正彦
研究会
1998年6月12-13日
菊澤律子「フィジー・ワイレブ村のタロ(補足)」
田原 誠「イモ類の倍数性の進化(非還元分裂による倍数性の進化)」
ピーター・マシウス「キプロスとハワイのタロイモの比較」
1998年7月3-4日
黒田俊郎「コンニャクの作物学」
吉野煕道「ミャンマーの農林事情散見」
重田眞義「エチオピアのエンセーテ」
吉田集而「イワムの根栽農耕」
1998年10月1-2日
寺内良平「世界のヤムイモ—カシュウイモとギニアヤム」
佐々木高明「根栽農耕論の系譜」
D.Tryon「オーストロネシアにおける根栽作物の語彙」
1999年3月9-10日
Janet Davidson「Kumara pits and kumara cultivation」
青柳真智子「滋賀県中山の芋祭」
松田正彦「北部ベトナムのタロイモと農業」
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