国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。
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沿革

国立民族学博物館(みんぱく)は、文化人類学・民族学に関する調査・研究をおこなうとともに、その成果に基づいて、民族資料の収集・公開などの活動をおこない、これらを通して、世界の諸民族の社会と文化に関する情報を人々に提供し、諸民族についての認識と理解を深めることを目的として、1974(昭和49)年に創設され、1977(昭和52)年11月に開館しました。
なお、本館は、大学共同利用機関として、国立学校設置法の一部を改正する法律(昭和49年法律第81号)により設置され、2004(平成16)年4月に国立大学法人法(平成15年法律第112号)により大学共同利用機関法人・人間文化研究機構の一員として新たな出発をしました。

大学共同利用機関とは、中核的な学術研究の拠点として、国内外の大学・研究機関等の研究者が、大規模な施設・設備や学術資料等を共同で利用するとともに、研究者コミュニティに支えられた共同の研究を実施する機関です。2004(平成16)年4月に既存の16の大学共同利用機関は4つの機構に再編され、そのもとに設置されました。

2004(平成16)年には創立30周年、2007(平成19)年には開館30周年を迎え、記念行事の実施や三十年史の刊行を行いました。

1935 昭和10年   澁澤敬三氏、白鳥庫吉博士を中心に財団法人日本民族博物館の設立を計画
1964 昭和39年 7月 日本民族学会、日本人類学会、日本考古学協会、日本民俗学会および日本民族学協会は、「国立民族研究博物館設置」について、文部大臣など関係方面に要望
1972 昭和47年 5月 民族学研究博物館の調査に関する会議(座長:桑原武夫)は、文部大臣に「民族学研究博物館の基本構想について(報告)」を提出
1973 昭和48年 4月 国立民族学研究博物館(仮称)の創設準備に関する会議および創設準備室を設置
1974 昭和49年 6月 国立学校設置法の一部を改正する法律(昭和49年法律第81号)の施行により、国立民族学博物館が創設(管理部3課6係、情報管理施設2係、5研究部10研究部門)
    8月 パプアニューギニアをはじめとして、海外における標本資料などの収集を開始
1975 昭和50年

12月

旧文部省史料館が所蔵していた民族資料28,432点を国文学研究資料館から移管
1977 昭和52年 11月 国立民族学博物館新営工事(28,778平方メートルおよび環境整備)が竣功、開館式典を挙行。オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、西アジア、音楽・言語、東南アジア、東アジア(日本の文化)展示およびビデオテークを一般公開
1978 昭和53年   民族学研究の拠点として、長期的・計画的に取り組む「特別研究」を開始
1979 昭和54年 3月 第4展示場(1,272平方メートル)が竣功、東アジア(日本の文化)展示を拡充し一般公開。11月に中央・北アジア、東アジア(アイヌの文化)展示を一般公開
1981 昭和56年 2月 講堂(3,704平方メートル)が竣功
1983 昭和58年 3月 第8展示場など(4,816平方メートル)が竣功。11月に東アジア(朝鮮半島の文化、中国地域の文化)展示を一般公開
1984 昭和59年 11月 創設10周年記念式典を挙行。『国立民族学博物館十年史』を刊行
1987 昭和62年   開館10周年を迎え、記念行事を実施
1989 平成元年 4月 総合研究大学院大学文化科学研究科(地域文化学専攻・比較文化学専攻の二専攻)が本館を基盤として設置
    6月 特別展示場・書庫棟(5,292平方メートル)が竣功
    9月 特別展示館竣功記念第1回特別展「大アンデス文明展─よみがえる太陽の帝国インカ」を一般公開
1993 平成5年 8月 本館増築・共同研究棟(891平方メートル)が竣功
1994 平成6年   創設20周年を迎え、記念行事を実施
    6月 地域研究企画交流センターを設置(2005 年度末に廃止)
1995 平成7年 1月 阪神・淡路大震災による被害のため、展示場を45日間にわたり全面閉鎖(2002~2003年に耐震改修工事を実施)
    4月 COE(「卓越した研究拠点」)の研究課題「地球時代におけるマルチメディアによる新しい民族学研究の展開に関する先導的研究」開始(1999年度末に終了)
1996 平成8年 3月 第7展示棟(6,439平方メートル)が竣功。11月に言語展示、東南アジア展示のリニューアルおよび映像の広場、ものの広場、南アジア展示を一般公開
1997 平成9年   開館20周年を迎え、記念行事を実施。11月に記念式典を挙行
1998 平成10年 4月 大学共同利用機関組織運営規則の一部を改正する省令(平成10年文部省令第24号)の施行により、5研究部を改組(4研究部、1研究施設)
1999 平成11年 5月 みんぱく電子ガイドおよび学習コーナー完成、一般公開
2000 平成12年 3月 東アジア(朝鮮半島の文化)展示リニューアル、以降2003 年まで本館展示の一部リニューアルなど
2004 平成16年 4月 国立大学法人法(平成15年法律第112号)の施行により、大学共同利用機関法人・人間文化研究機構が発足
4 研究部、1研究施設を、3研究部、2 研究施設に改組
研究者コミュニティの代表を含む共同利用委員会による審査システム、公募の拡大など共同研究の体制を整備
本館の組織をあげて取り組む「機関研究」を開始
    6月 創設30周年記念事業として『国立民族学博物館三十年史』の編集を開始(平成18 年3月刊行)
2006 平成18年 4月 民族学資料共同利用窓口を設置
2007 平成19年   開館30周年を迎え、記念行事を実施。11月に記念式典を挙行
2008 平成20年 2月 日本文化人類学会と連携事業に関する協定を締結
2009 平成21年 3月 西アジア、アフリカ展示を新構築、一般公開
2010 平成22年 3月 音楽、言語展示を新構築、一般公開
2010 平成22年 4月 国際学術交流室の設置など新しい体制を整備
2011 平成23年 3月 オセアニア、アメリカ展示を新構築、一般公開
2012 平成24年 3月 ヨーロッパ展示、インフォメーション・ゾーンを新構築、一般公開
2013 平成25年 3月 東アジア(日本の文化「祭りと芸能」と「日々のくらし」)展示を新構築、一般公開
    4月 監査室、梅棹資料室を設置し、新しい体制を整備
2014 平成26年 3月 東アジア(朝鮮半島の文化、中国地域の文化、日本の文化「沖縄のくらし」と「多みんぞくニホン」)展示を新構築、一般公開
2015 平成27年 3月 南アジア、東南アジア展示を新構築、一般公開
2016 平成28年 6月 中央・北アジア、東アジア(アイヌの文化)展示を新構築、一般公開