平成21年度 みんぱく若手研究者奨励セミナー
−開発現象に関わる文化人類学−
開催日: 11月25日(水)〜11月27日(金)/ 開催場所: 国立民族学博物館 第4セミナー室

■ 最優秀発表者の決定について

国立民族学博物館では、国内の大学院博士課程在籍者およびPD(ポストドクター)等の若手研究者から本研究機関の共同利用に関するさまざまなご意見を伺うため、「国立民族学博物館の共同利用に関する若手研究者懇談会」を開催してきました。

本年度より、これまでに寄せられましたご意見・ご要望に沿って、「みんぱく若手研究者奨励セミナー」を11月25日〜27日の3日間いたしました。

セミナーでは、「開発現象に関わる文化人類学」をテーマに、本館教員による講演に続いて、受講者による研究発表を行ない、図書室・常設展・企画展の見学などの本館の施設案内も合わせて実施したところです。さらに、今回のセミナーでは、試行的に表彰制度を設け、受講者のなかから優秀発表者を選び「みんぱく若手セミナー賞」を下記のとおり授与しました。

【最優秀発表者】
石坂貴美(東京大学大学院総合文化研究科 博士後期課程)
【発表タイトル】
「国際社会におけるマイクロクレジットをめぐる議論の検討」
 発表要旨[PDF:144KB]
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最前列右から三人目が石坂氏

■ 開催プログラム

11月25日(水)

  • 10:30〜10:35館長挨拶
  • 10:35〜10:40趣旨説明

みんぱく教員講演①司会:信田敏宏(研究戦略センター・准教授)

  • 10:40〜11:55岸上伸啓(先端人類科学研究部・教授)
    • 「開発と先住民:アラスカ・イヌピアックの先住民生存捕鯨を中心に」
  • 11:55〜12:45休憩

セッション①司会:三田 牧(先端人類科学研究部・機関研究員)

  • 12:45〜13:25澤野美智子(神戸大学大学院国際文化学研究科・博士後期課程)
    • 「<生活に埋め込まれた>開発現象−韓国における誕生日の陽暦化」
    • 発表要旨[PDF:181KB]
  • 13:25〜14:05浅野史代(名古屋大学大学院文学研究科・博士研究員)
    • 「慣習とのはざまで−ローカル女性NGOの選択」
    • 発表要旨[PDF:147KB]
  • 14:05〜14:15休憩

セッション②司会:岩佐光広(研究戦略センター・機関研究員)

  • 14:15〜14:55高野さやか(東京大学大学院総合文化研究科・博士後期課程)
    • 「法人類学からみる法整備支援−インドネシアにおけるADR(裁判外紛争処理)の受容」
    • 発表要旨[PDF:156KB]
  • 14:55〜15:35安田章人(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・研究員)
    • 「スポーツハンティングによる野生動物資源開発と地域住民−カメルーン共和国ベヌエ国立公園地域を事例として−」
    • 発表要旨[PDF:24.9KB]
  • 15:35〜16:00総合討論
  • 16:00〜16:10休憩
  • 16:10〜17:00本館の施設見学(図書案内、常設展、企画展、特別展)

11月26日(木)

  • 10:00〜12:00本館の施設見学(図書室案内、常設展、企画展、特別展)および「カムイノミ」参加
  • 12:00〜13:00休憩

セッション③司会:三田 牧(先端人類科学研究部・機関研究員)

  • 13:00〜13:40笠井賢紀(慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科・博士後期課程)
    • 「事例から読み解くアリンスキー型コミュニティ開発の可能性と課題」
    • 発表要旨[PDF:110KB]
  • 13:40〜14:20松村直樹((独)国際協力機構南アジア部・専門調査員)
    • 「開発援助における「安全な水」概念をめぐって〜バングラデシュ砒素汚染対策支援の事例から〜」
    • 発表要旨[PDF:119KB]
  • 14:20〜14:40休憩

セッション④司会:川口幸大(研究戦略センター・機関研究員)

  • 14:40〜15:20陶 冶(法政大学国際文化学部・中国人客員研究員)
    • 「観光開発と「民族文化」−中国南西部貴州省雷山県ミャオ族の「苗年」(お正月)をめぐって−」
    • 発表要旨[PDF:127KB]
  • 15:20〜16:00石坂貴美(東京大学大学院総合文化研究科・博士後期課程)
    • 「国際開発におけるマイクロクレジットをめぐる議論の検討」
    • 発表要旨[PDF:144KB]
  • 16:00〜16:40水谷裕佳(北海道大学社会科学実験研究センター・博士研究員)
    • 「先住民と都市開発:アリゾナ州の都市化とパスクア・ヤキを事例として」
    • 発表要旨[PDF:123KB]
  • 16:40〜17:00休憩
  • 17:00〜17:30総合討論
  • 18:00〜懇親会

11月27日(金)

みんぱく教員講演②司会:信田敏宏(研究戦略センター・准教授)

  • 10:45〜12:00鈴木 紀(先端人類科学研究部・准教授)
    • 「文化批判としての開発研究:なにを、だれに、どう語るか」
  • 12:00〜13:00休憩
  • 13:00〜13:40本館の施設見学(図書室案内、常設展、企画展、特別展)

セッション⑤司会:内藤直樹(研究戦略センター・機関研究員)

  • 13:00〜13:40斯 琴(千葉大学大学院社会文化科学研究科・博士課程)
    • 「西モンゴルの現代社会生活にみるトゥーリ(叙事詩)の語り−モンゴル国アルタイ山脈のモンゴル系諸集団における調査を通じて−」
    • 発表要旨[PDF:436KB]
  • 13:40〜14:20田中雅子(日本福祉大学大学院国際社会開発研究科・博士後期課程)
    • 「社会的包摂のための援助とは?:援助機関、現地NGO、当事者団体のパートナーシップの批判的検討」
    • 発表要旨[PDF:118KB]
  • 14:20〜15:00市野澤潤平(東京大学大学院総合文化研究科・博士後期課程)
    • 「もうひとつの災害:2004年インド洋津波後のプーケットにおける風評災害」
    • 発表要旨[PDF:161KB]
  • 15:00〜15:20休憩
  • 15:20〜15:50総合討論
  • 15:50〜16:40アンケート記入および施設見学(*教員による審議)
  • 16:40〜17:00閉会式および表彰式