The National Museum of Ethnology (Minpaku) is a research center for ethnology and cultural anthropology.
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Senri Ethnological Reports (SER)

No.117 Crops, Man, and Life in the Central Andes

March 24, 2014 Publication

Norio Yamamoto

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目次

まえがき
序章 アンデスへ ―問題の所在と研究方法―
第1章 中央アンデスの環境
 1 世界最長の大山脈―その多様な環境
  1.1 長く高いアンデス山脈
  1.2 辺境の土地,南部アンデス
  1.3 生活圏が熱帯から寒帯に及ぶ中央アンデス
   1.3.1 チャラ
   1.3.2 ユンガ(ユンカ)
   1.3.3 ケチュア(ケシュア)
   1.3.4 スニ
   1.3.5 プナ
  1.4 パラモに象徴される北部アンデス
 2 特異な中央アンデス高地
  2.1 中央アンデスの範囲
  2.2 広大なプナ
  2.3 プナの気候
  2.4 3種類のプナ
  2.5 改変された環境
  2.6 大きな高度差の存在
第2章 中央アンデスの栽培植物と家畜
 1 栽培植物の多様性のセンター
 2 知られざる家畜
 3 生まれなかった穀類
 4 多種多様なイモ類
  4.1 熱帯低地
  4.2 暖温帯
  4.3 寒冷高地
 5 果実類
 6 酒になるトウモロコシ
 7 ヨーロッパ人による影響
第3章 狩猟採集から食糧生産へ
 1 はじめに
 2 最初のアンデス人
 3 シカからラクダ科動物へ
 4 イモ類を食糧源にする理由
 5 糞場に共生する野生ジャガイモ
 6 野生型から雑草型へ
 7 毒との闘い
 8 栽培ジャガイモの誕生
 9 有毒ジャガイモの栽培化
 10 栽培の開始
 11 農耕が先か,家畜飼育が先か
第4章 開花する農耕文化 ―農耕の発達―
 1 姿の見えないトウモロコシ
 2 神殿の出現は何を物語るのか
 3 ペルー最初の高地文明
 4 人骨から探る古代人の食生活
 5 灌漑の発達
 6 作物を象った土器
 7 海岸地帯のジャガイモ
 8 多様なイモ類を利用していたナスカ文化
 9 謎の神殿
 10 ワリ王国の農耕
 11 ワリの人たちの主食は何か
 12 インカ帝国成立の前提条件
第5章 インカ帝国の農耕文化 ―主としてクロニカ史料の分析から―
 1 はじめに
 2 ティワナク由来の農耕?
 3 山岳文明
 4 飢える者がいなかったインカ帝国
 5 階段耕地
 6 2種類の耕地
 7 「主食はジャガイモ」
 8 ルパカ王国の食糧源
 9 強制移住者たち
 10 酒造りの道具の出現
 11 「聖なる作物」
 12 「チチャこそすべて」
 13 再分配経済の象徴としてのトウモロコシ
 14 倉庫に貯蔵された食糧
 15 ジャガイモの貯蔵庫
 16 隠れたジャガイモの貢献
第6章 農牧民の民族誌的研究 ―食糧の生産と消費を中心に―
 1 はじめに
 2 マルカパタの自然環境
  2.1 地形
  2.2 気候と植生
 3 マルカパタの概況
  3.1 マルカパタの歴史
  3.2 共同体と集落
  3.3 ミスティとインディオ
 4 農耕の技術と文化
  4.1 環境区分と栽培植物
   4.1.1 環境区分
   4.1.2 多種多様な栽培植物
  4.2 耕地の型と分布
   4.2.1 キタ・チャクラ
   4.2.2 マンダ・チャクラ
 5 農耕技術
  5.1 農作業暦
   5.1.1 雨期に集中する農作業
  5.2 高度差利用
  5.3 栽培技術
   5.3.1 トウモロコシの栽培
   5.3.2 ジャガイモの栽培
   5.3.3 100種類のジャガイモ品種
  5.4 収穫の危険分散
 6 家畜飼育
  6.1 マルカパタの家畜と放牧
  6.2 牧畜と交換
 7 食糧の消費
  7.1 主食はジャガイモ―食糧の消費
  7.2 欠かせない肉類
  7.3 特異な価値をもつトウモロコシ
 8 なぜ大きな高度差を利用するのか―まとめにかえて
第7章 掘り棒から踏み鋤へ ―農具に関する民族考古学的研究―
 1 はじめに
 2 踏み鋤の形態と構造
 3 踏み鋤の使用法
 4 踏み鋤の分布
 5 堀棒と鋤
 6 プレインカの農具
 7 踏み鋤の分布が意味するもの
第8章 イモ類の加工技術に関する民族植物学的研究
 1 はじめに
  1.1 チューニョ
  1.2 調査の方法と地域
 2 ボリビアおよびペルー南部高地における加工法の諸事例
  2.1 ジャガイモを材料にしたもの
   2.1.1 ロホタ lojota
   2.1.2 カチュ・チューニュ khachu-chuñu
   2.1.3 チューニョ chuño またはチューニュ chuñu
   2.1.4 トゥンタ tunta またはモラヤ moraya
   2.1.5 ムラヤ muraya
   2.1.6 モスコ mosqo またはモスコ・チューニョ mosqo chuño
  2.2 ジャガイモ以外のイモ類
   2.2.1 カウイ kawi
   2.2.2 オカ・セカ oca seca
   2.2.3 ワニャカーヤ wañacaya
   2.2.4 ウマカーヤ umacaya
   2.2.5 タヤチャ tayacha
   2.2.6 リンリ lingli
  2.3 加工法の比較
 3 ペルー中央部および北部高地における加工法
  3.1 トコシュ toqosh
  3.2 チューノ chuno
  3.3 パパ・セカ papa seca
 4 チューニョに関する歴史的考古学的証拠
 5 チューニョ加工法の検討
  5.1 加工方法の比較
  5.2 加工法の分布
  5.3 加工法の機能
  5.4 加工法の系譜
 6 チューニョ加工分布圏の意味
終章 根栽農耕文化圏の提唱 ―議論とまとめ―
 1 はじめに
 2 「インカ最後の村」
 3 中央アンデスにおける環境利用の方法
 4 何が主食か
 5 ジャガイモ栽培が卓越する地域
 6 根栽農耕文化への展開
 7 根栽農耕文化とラクダ科家畜
 8 休閑システムの慣行
 9 寒冷高地型の根栽農耕
 10 まとめ
文献
あとがき
索引
 

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