国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱくのオタカラ

今月の見てみんサイト 2002年10月18日刊行

山中由里子

● Furoshikiにみるジャポニズム:www編

大風呂敷展にちなんで、安易な案だが、“furoshiki”でウエブ検索してみた。ヒットしたのは、風呂敷の語源や用途、「包む」文化を解説している日本文化紹介サイトが多かったが、風呂敷をオンラインで注文できる海外のサイトもかなりたくさんあることがわかった。

ギフトショップ系で売られているものは、ほとんどが20$前後のお手軽お値段。浮世絵の美人画や風景画を使った絵柄が人気のようだ。風呂敷の本来の使い方とその文化的背景に関する説明が加えられている場合もあるが、Japanese Wall Decoration、つまり「壁飾り」としてどうどうと売っているサイトもあった。
<http://www.opane.com/furwaldec.html>
そこでは、菱川師宣の見返り美人がその名も、Geisha in Red Kimono、助六の絵がSamurai White。うーん・・・。
日本の骨董品をウエブ販売しているサイトもいくつかひっかかった。海外のコレクターの間では、戦前の藍染風呂敷の需要が高いとみられる。中でも「渋い」サイト
<http://www.shibuihome.com/>
(“Fine Japanese antiques with the quality of Shibui”)では、藍染の中国風絵柄の風呂敷がなんと1500$で出ている。
<http://www.shibuihome.com/product44.html>

Furoshiki検索を通して、現代のジャポニズム(日本趣味)のピンからキリまでを垣間見ることができた気がする。

☆おまけ:
シカゴ美術館(Art Institute of Chicago)でも11月17日まで風呂敷展やってます!
“Fukusa and Furoshiki: Splendid Japanese Gift Covers and Wrapping Cloths”
<http://www.artic.edu/aic/exhibitions/fukusa.html>
風呂敷とはあまり関係ないけれど、ハイデルベルグにあるドイツ包装博物館(Deutsches Verpackungsmuseum)のホームページもついでに紹介。過去から現代までの商業用パッケージの展示が中心。
<http://www.verpackungsmuseum.de/>

Yuriko.Y