国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

2002年3月9日(土)
フランスが撮った世界の民族
第32回みんぱく映画会

  • 2002年3月9日(土) 13:30~16:30
  • 主 催:国立民族学博物館
       :HEP FIVE
       :大阪日仏センター=アリアンス・フランセーズ
       :フランス大使館
  • 解 説:大森康宏(民族文化研究部教授)
       :マルク・アンリ・ピオ(フランス国立社会科学高等研究所研究員)

※日本語による同時通訳付

 

フランス外務省は、異文化理解のために、フランス人が制作した優秀な民族誌映画を収集、保存し、それらをおもに海外で上映しています。今回民博で公開される二本の映像は、示唆よりも観察、明確さよりも問いかけ、そして説得するよりも語りかけるといった映像作家たちの意図が反映された作品です。

【image】 『ネルヴァル婦人のひらめき Les illuminations de Mme Nerval 』
撮影場所:ハイチ、1999年(80分)
 ハイチのヴードゥー女司祭「マンボ」として知られているネルヴァル婦人は、少数の入信者グループとともに、祖先神を崇拝し、様々な儀式が行われる神殿を取り仕切っている。このフィルムは、婦人の人物像を生き生きと描き出しつつ、窮乏のなか、ヴードゥー信仰に救いを求める人々の日常生活も取りあげている。

 

【image】 『ムトゥ・タニア──二度の死 Mout Tania - Mourir deux fois 』
撮影場所:モロッコ、1999年(56分)
 ハマディはこれまでたくさんの仕事に手を染めてきた。いま、彼は養蜂家として働いているが、すべての経験は彼のどん欲な好奇心を満たすための一手段にすぎない。ハマディは何でも最大限に利用するすべを知っている。モロッコの高地の谷で、彼は家族とともに、自給自足の日々を過ごしている。

定員450名(先着順)

参加要領
映画会は申し込み不要、参加無料です。
ただし、常設展の観覧には別途、観覧料が必要です。

問い合わせ先
〒565-8511 吹田市千里万博公園10-1
国立民族学博物館広報普及室普及係(電話06-6876-2151)


 
共同開催スケジュール

ヘップホール
3月6日(水) 18:30~20:30「ワレ シャンタル」(ザイール)
3月7日(木) 18:30~20:30「炭焼きさん教えてよ」(フランス)
問い合わせ先 ヘップホール事務局(電話06-6366-3636)

大阪日仏センター=アリアンス・フランセーズ
3月8日(金) 14:00~16:00「阿闍梨―山の道」(日本)
問い合わせ先 大阪日仏センター=アリアンス・フランセーズ(電話06-6358-7391)