国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

2013年1月12日(土)
パリ20区、僕たちのクラス

やっぱりヨーロッパ―春のみんぱくフォーラム2013関連


チラシダウンロード[PDF:1.36MB]

今回フォーラムの関連映画として鑑賞するのは、ヨーロッパ展示の2つのコーナーでも取りあげた「労働者」と「移民」というヨーロッパの今日的なテーマをあつかう2作品です。両方とも今日の社会で排除や貧困にも直面するなか、社会をささえ構成する主体としてのしたたかな生きかたはヨーロッパの新たな側面をみせてくれます。

  • 日 時:2013年1月12日(土)、3月23日(土)
  • 場 所:国立民族学博物館 講堂
  • 各回 13:30~16:30(開場13:00)
  • 定 員:450名
        ・事前申込は不要です。
  • 参加料:無料
  • 主 催:国立民族学博物館

やっぱりヨーロッパ―春のみんぱくフォーラム2013

パリ20区、僕たちのクラス Entre les murs
2008年/フランス/フランス語他(日本語字幕付き)/128分
放浪者 AWARA
【開催日】2013年1月12日(土) 13:30~16:30(開場13:00)
【監督】ローラン・カンテ
【出演】フランソワ・ベゴドー
【司会・解説】庄司博史(国立民族学博物館教授)
移民の多い地域に佇むパリ20区の中学校の、あるクラスの1年を、ドキュメンタリー以上にリアルに描出し、カンヌ国際映画祭で、フランス本国に21年ぶりに最高賞をもたらした。正しい文法や言葉づかいを熱心に教えるも、日々悩みの尽きぬ国語教師と、多様なバックボーンをもち、ああ言えばこう言う手強い生徒たちとのエキサイティングな対話が、現代のフランスが抱える社会問題をも、鋭く浮き彫りにする。台詞とは思えぬ自然さで、心情を対等にぶつけ合う面々を、カメラは構内から一歩も出ずに追い続け、言葉の力や教育の本質もが、生き生きと伝わる好篇に仕上がった。(服部香穂里)
人生、ここにあり! Si può fare
2008年/イタリア/イタリア語(日本語字幕付き)/111分
踊り子 UMRAO JAAN
【開催日】2013年3月23日(土) 13:30~16:30(開場13:00)
【監督】ジュリオ・マンフレドニア
【出演】クラウディオ・ビジオ
【司会】宇田川妙子(国立民族学博物館准教授)
【解説】松嶋健(京都大学人文科学研究所・研究員)
世界初となる精神科病院廃絶法が制定されたばかりの、イタリアでの実話を基に映画化し、本国で驚異のロングランを記録した。83年のミラノを舞台に、精神病院が閉鎖されて居場所を失くした元患者たちが、労働運動に励む熱血漢の後押しを得て、眠れる才能を開花させ、廃材を利用した"寄木貼り"事業の成功で、生きる喜びに目覚めていく。その反動がもたらす悲劇にも目を向けつつ、"やればできる"という原題に顕著なように、個性豊かな人物たちを温かく見つめる、作り手のポジティブな姿勢が全篇を貫き、大らかなユーモアに包まれる話題作だ。(服部香穂里)
■お問い合せ先
国立民族学博物館 広報企画室企画連携係
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Tel: 06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00)