国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

1998年1月24日(土)
雪とくらす人々「オリンピック・ファイヤー」「グランドキャニオンのラバ・ツアー」

長野オリンピック文化・芸術祭参加プログラム
国立民族学博物館 開館20周年記念映画会


協力:
冒険とスポーツの国際映画祭 白馬大会実行委員会
日本映像民俗学の会
財団法人千里文化財団

1998年1月24日(土) 14:00~16:00
解 説:扇田孝之(地域社会研究家)

 

『オリンピック・ファイヤー』
監督:ベラ・マトウラソバ[1994年、カラー(一部白黒)、47分]
オリンピック生誕100周年を記念して、チェコオリンピック委員会が製作。体操競技の鞍馬が生きている馬上で行われたり、現代では室内競技と信じて疑わない競技が建築上の問題からすべて野外で行われていたなどの意外な映像や立幅跳び、棒登りなどの素朴な競技映像が見られる。

『グランドキャニオンのラバ・ツアー』
監督:ドン・ブリックス[1990年、カラー、40分]
100年もの間変わらず続いている伝統的なグランドキャニオンのラバ・ツアーをテーマに、1920年代の映像と音楽をちりばめながらラバ飼いのエピソードを通して、今まであまり知られなかったグランドキャニオンを紹介する。


扇田孝之(おおぎだ たかゆき)
明治大学大学院(法哲学)修士課程卒。研究生活の後、1976年に大町市に住まいを移し、地方=田舎の“現実”を見据えながら、人と地域のネットワークづくりを実践している。1986年、アヌシー市(仏国)で開催された『冒険とスポーツの国際映像祭』に招待され、長野県白馬村との交互開催を実現、以後チーフ・コーディネーターを務める。その間、トレント(伊国)、バンフ(カナダ)、テルユーライド(米国)等の国際映画祭との交流を通し創りあげた人と情報のネットワークを利用し、1995年から『東京アウトドアズ・フェスティバル』で『世界の山岳映像祭』を実施している。長野県総合開発審議会専門員、国土庁・地域起こし集団相互啓発推進委員などを務める。