国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

1998年8月14日(金)
モンゴル映画上映会「人民の使者―Ардын зду』『迎える季節―Ирж яваа цаг」

協 力:財団法人国際文化交流推進協会(エース・ジャパン)

1998年8月14日(金) 13:30から(13:00開場)

『人民の使者─Ардын зду』
[1959年、84分 D.ジグジド監督]
1917年ロシア革命が起こるとその混乱に乗じ中国政府はそれまでのモンゴルの独立を解消、モンゴル軍を武装解除する。しかし、そのモンゴルの支配者の座も、赤軍に敗れてモンゴルに侵入したロシア白軍に取って代わられる。白軍は封建領主と結託して新生モンゴル革命政府の転覆を図ろうとしていた。その動きを伝える密書が、民衆の名で革命政府のスフバードル(モンゴル革命の英雄)に届けられようとするが、手紙を持った使者は白軍に追跡される。

『迎える季節─Ирж яваа цаг』
[1986年、85分 J.ボンタル監督]
牧民の娘マラルマーは、兵役に行った恋人ゴトブを待っている。娘とゴトブの結婚を願う父・バガヤーも、彼の帰りを心待ちにしていた。一方、ゴトブの帰る日、ゴトブの父・シャダブは新居を建てて彼の帰郷を祝おうとしていた。しかしその家はゴトブとマラルマーの家ではなく、牧民になる為シャダブに弟子入りしてきたソロンゴとの新居だった。つのるバガヤー父子の焦燥。果たして、マラルマーに「迎える季節」はくるのだろうか。