国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

2008年1月12日(土)
開館30周年記念みんぱく映画会 みんぱくシネマ―科学映画祭―「人と科学をつなぐ世界の映像」

「人と科学をつなぐ世界の映像」
Images that Connect Us to Science

2008年1月12日(土)~13日(日)
1月12日 13:00~17:15(15:00~15:15 休憩)
1月13日 10:30~14:15(11:25~12:10 休憩)

「外国から見た日本文化」
Japanese Culture Filmed by Others

2008年2月9日(土)~10日(日)
2月9日 12:30~17:40(14:30~15:30 休憩)
2月10日 12:30~17:45(14:30~15:30 休憩)

場 所:国立民族学博物館 講堂
定 員:450名(先着順、申し込み不要・参加無料)
共 催:国立民族学博物館 ・総合研究大学院大学・千里文化財団
助 成:独立行政法人日本万国博覧会記念機構
一部映像はWILDSCREENの好意による

時に自然科学のみに焦点が当てて紹介される科学映画には、人文社会科学分野の映画もたくさんあります。今回の「みんぱくシネマ」では、自然科学映像だけでなく人文社会科学の扱うテーマに関する映像にも重点を置いて二部構成とします。
「人と科学をつなぐ世界の映像」では、2007年3月に開催した科学映画祭に引き続き、日本の先端科学研究も含む自然科学映像を紹介します。核物理学と天文学の深いつながり、環境問題などを人々にわかりやくす伝える映像は、私たちの知的好奇心を刺激してやみません。
「外国から見た日本文化」では、外国人映像作家の視点による、日本の若者と老人、被爆者や日米のダブルなど様々なテーマで日本を描いた映像を紹介します。これらは私たち日本人にとっても日本文化を見直す良い機会となるでしょう。

■上映スケジュールと映画解説

※トークとディスカッションの時間には、アメリカ、スイスから来日したゲストによる作品解説や関係研究者との質疑応答などが予定されています。

「人と科学をつなぐ世界の映像」
Images that Connect Us to Science

1月12日(土) 13:00~17:15(15:00~15:15 休憩)
13:00~15:00

◇あいさつと趣旨説明

「究極の粒子/L'ultime particule」
(仏・2002年・58分・日本語通訳)
映画は,当初娯楽ではなく科学的な目的で製作された。科学者にとっての映画とは?19世紀の科学実験のレア映像を含む。

「アンタレスのニュートリノ/Les neutrinos d'Antares」
(仏・2006年・6分・日本語通訳)
宇宙からやってくるニュートリノを捉えようと、フランス・ツーロンの地下2500メートルに作られた観測施設の紹介。

「高エネルギー加速器研究機構(KEK)の研究者たち」
(日本・2007年・50分)
KEKで研究する最先端科学者たちの生活と意見を紹介する。

15:00~15:15 休憩
15:15~17:15

「南極のチリ/Poussières du pôle」
(仏・2006年・30分・日本語通訳)
南極の氷に含まれるチリの分析から、太陽系の過去を探る。

「ロザリンド・フランクリン:DNAのダークレディ/Ou la véritable histoire de la découverte de l'ADN」
(仏・2007年・54分・日本語通訳)
DNAの二重螺旋構造の発見で1962年にノーベル賞を受けた3名の男性科学者の陰に、それ以前に発見していたものの早世した女性科学者ロザリンド・フランクリンの存在があった。なぜ彼女の功績は無視されてきたのだろうか?

トークとディスカッション:
平田光司(総合研究大学院大学)、久保正敏(民博)、大森康宏(民博名誉教授・立命館大学)、総合研究大学院大学関係者ほか。