国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

2017年9月9日(土)
開館40周年記念「エジプト映画『ヤギのアリーとイブラヒム』上映会」

チラシダウンロード[PDF:1.5MB]

エジプトは29歳以下が人口の60%を占める若者の国である。彼らの悩みは就職と結婚。『ヤギのアリーとイブラヒム』は、白く美しい子ヤギを「婚約者」とするアリーと耳鳴りに悩む音楽家イブラヒムが、ひょんな事情からヤギを連れて旅に出るロードムービーである。最終的に人びとはこの子ヤギに救いを見出す。
本上映会では、シェリーフ・エル=ベンダーリー監督と、長年エジプトで調査を行ってきた研究者を迎え、本作品から垣間見える、2011年の「アラブの春」以降、非常を日常として生きるエジプトの若者の現在についてのトークを行う。

  • 開催日:2017年9月9日(土)
  • 時間:13:30~16:20(開場13:00)
  • 場所:国立民族学博物館 講堂
  • 定員:450名(当日先着順/事前申込不要)
  • 要展示観覧券(一般 420円)
    ※入場整理券を当日11:00から講堂前(本館2F)にて配布いたします。
  • 主催:人間文化研究機構基幹研究プロジェクト「現代中東地域研究」国立民族学博物館拠点
    共催:早稲田大学文学部・文学研究科 中東・イスラーム研究コース
    協力:国立民族学博物館日本財団助成手話言語学研究部門(SiLLR)
    後援:笹川平和財団、科学研究費助成事業基盤研究(B)「中東地域における民衆文化の資源化と公共的コミュニケーション空間の再グローバル化(代表:西尾哲夫)」

 お問い合わせ
 国立民族学博物館 現代中東地域研究拠点
  TEL:06-6876-2151(代表)
  E-mail:shabaka1437[at]idc.minpaku.ac.jp
    ([at]を@にかえて下さい)
 国立民族学博物館 企画課博物館事業係
  〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
  TEL:06-6878-8210
  FAX:06-6878-8242
  受付時間:平日(月~金)9:00~17:00

 

プログラム

1. 趣旨説明

相島葉月(国立民族学博物館准教授) 専門分野:文化人類学

2. 映画『ヤギのアリーとイブラヒム』上映

○2016年/エジプト・フランス・UAE・カタール合作/98分
 アラビア語、手話/日本語字幕付, Arabic with English Subtitles
○English Subtitling TITRAFILM ○翻訳協力(株)アミット(字幕監修:相島葉月)


予告編

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3. シェリーフ・エル=ベンダーリー監督にきく

飯泉菜穂子(国立民族学博物館特任教授) 専門分野:手話通訳養成
川瀬慈(国立民族学博物館准教授) 専門分野:映像人類学
 ※逐次日本語通訳、手話通訳あり

4. 総合討論

 ※逐次日本語通訳、手話通訳あり

 

シェリーフ・エル=ベンダーリー監督

1978年生まれ。エジプトの新進気鋭の映画監督。2007年に高等映画学院を卒業後、同校で監督論を教える。2006年にショートフィルムを制作し始めて以来、映画祭の公式上映作品に選ばれるなど国際的に高い評価を受けている。『ヤギのアリーとイブラヒム』は初の長編作品。2011年のカンヌ国際映画祭で招待上映されたエジプト革命にまつわる短編フィクション・オムニバス作品『18日』に「夜間外出禁止」という作品で参加。

 
東京上映会
  • 開催日:2017年9月2日(土)
  • 時間:15:00~18:00(開場14:30)
  • 場所:早稲田大学戸山キャンパス 38号館AV教室
  • 定員:350名(当日先着順/事前申込不要)
  • プログラム
     1. 趣旨説明
     2. 映画『ヤギのアリーとイブラヒム』上映
     3. シェリーフ・エル=ベンダーリー監督にきく
      大稔哲也(早稲田大学文学学術院教授)
        専門分野:歴史人類学・中東社会史
     4. 総合討論
  • お問い合わせ
     国立民族学博物館 現代中東地域研究拠点
     TEL:06-6876-2151(代表)
     E-mail:shabaka1437[at]idc.minpaku.ac.jp([at]を@にかえて下さい)