国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

連続講座「みんぱく×ナレッジキャピタル」

2016年5月25日(水)
【館外イベント@グランフロント大阪】連続講座「みんぱく×KNOWLEDGE CAPITAL ―世界の『台所』― 閉じられた聖なる空間――ネパールの台所」

ナレッジキャピタル超学校シリーズ みんぱく×KNOWLEDGE CAPITAL連続講座「世界の『台所』」


村の台所(かまど)と都市の台所(ガスレンジ)

  • 日時:2016年5月25日(水) 19:00~20:30(開場18:30)
  • 場所:グランフロント大阪北館1F「カフェラボ」
  • 参加費500円(1ドリンク代)/要事前申込/定員50名
  • 主催:国立民族学博物館、一般社団法人ナレッジキャピタル、株式会社KMO
  • お問い合わせ:一般社団法人ナレッジキャピタル
    電話:06-6372-6530(営業時間10:00~17:00)
    e-mail:info@kc-i.jp
  • お申し込みはこちら ナレッジキャピタルホームページ
 
第2回 5月25日(水) 「閉じられた聖なる空間――ネパールの台所」
            講師:南真木人[国立民族学博物館・准教授]

ヒンドゥー教世界では、食べることは体内に不浄や邪気を入れてしまいかねない危険な行為だと考えられています。そのため、ネパールの台所は余所者を排した聖なる空間とされ、ヒンドゥー僧侶カーストのブラーマンであれば、日々の食事は儀礼のように厳粛なものとなります。浄/不浄や文化/自然の規範的な観念から現実的な対応まで、ネパールの台所にまつわる日本とは違うものの見方や考え方、行為について考えます。

[img]

《講師プロフィール》
専門は人類学、南アジア研究。共編著に『現代ネパールの政治と社会――民主化とマオイストの影響の拡大』(明石書店、2015)、Transnational Migration in East Asia: Japan in a Comparative Focus(国立民族学博物館、2008年)。分担執筆に『人と水Ⅱ 水と生活』(勉誠出版、2010年)、『講座世界の先住民族3――南アジア』(明石書店、2008年)など。