国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱくウィークエンド・サロン――研究者と話そう

※ウィークエンド・サロンは、2016年からテーマによって実施時間が30~60分になり、さらに気軽にご参加いただけるようになります。

みんぱくの研究者が展示場で「現在取り組んでいる研究」「調査している地域(国)の最新情報」「みんぱくの展示資料」など、多彩な話題をわかりやすくお話します。

  • 会 場:国立民族学博物館 本館展示場又は特別展示館
  • 日 時:毎週日曜日 14:30~(30~60分)※都合により、予定を変更することがあります。
  • お問い合わせ:国立民族学博物館 企画課 博物館事業係 06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00)

開催予定スケジュール

第497回 2018年1月21日(日)
音楽を展示する試み

世界には数多くの楽器博物館がありますが、音楽は展示することが難しいため、音楽博物館はほとんどありません。2010年にリニューアル・オープンしたみんぱくの音楽展示が、どのように企画・立案され、どのような特徴をもつのかをご紹介します。

○ 話者
寺田吉孝(国立民族学博物館教授)

○ 場所
国立民族学博物館 第7セミナー室(本館2F)

○ 日時
2018年1月21日(日) 14:30~15:00


みんぱくの音楽展示

第498回 2018年1月28日(日)
フィールドワークの醍醐味―雲南省大理での30年を通して

私が中国雲南省の大理盆地でフィールドワークを始めて30年以上が過ぎました。当初、驚いたり、戸惑ったりしたことが後から考えれば、研究上の収穫をもたらしました。そうした経験と、同じ村に通い続けているからこそ見えてきたことについてお話しします。

○ 話者
横山廣子(国立民族学博物館教授)

○ 場所
国立民族学博物館 第3セミナー室(本館2F)、本館展示場(東アジア展示・中国地域の文化)

○ 日時
2018年1月28日(日) 14:30~15:30


30年通っている村で調査中の私(2006年7月)

第499回 2018年2月4日(日)
優しいチョコレートとはなにか?―倫理的な消費入門

フェアトレードやエシカル(倫理的)トレードなど、消費を通じて生産者を支援する方法が工夫されています。チョコレートとその原料のカカオに注目しながら、そうした倫理的な消費の仕組みを検討し、私たちの優しい気持ちがどのようにカカオ生産者に届くのか考えます。

○ 話者
鈴木紀(国立民族学博物館准教授)

○ 場所
国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)

○ 日時
2018年2月4日(日) 14:30~15:15


オーストリアのフェアトレード・チョコレート・ショップ。

第500回 2018年2月11日(日)
一神教と多神教―宗教学からみた世界の宗教―

ユダヤ教、キリスト教、イスラームなどは一神教と呼ばれます。一方、ヒンズー教や神道は多神教といわれます。この違いはなんでしょうか。仏教はどちらなのでしょうか?世界の宗教について考えて見ましょう。

○ 話者
新免光比呂(国立民族学博物館准教授)

○ 場所
国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)

○ 日時
2018年2月11日(日) 14:30~15:15


東方正教会の壁に描かれた聖人はなにあらわしているのでしょうか。

第501回 2018年2月18日(日)
日本の文化の展示場(祭りと芸能)から

みんぱくの日本展示場の祭りと芸能のコーナーには、全国各地の様々なまつりや芸能に関わる資料が展示されています。今回は、太鼓台や曳山など、特に大型の造形物に焦点を当てて、祭りにおける役割などを考えます。

○ 話者
笹原亮二(国立民族学博物館教授)

○ 場所
国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)

○ 日時
2018年2月18日(日) 14:30~15:00


みんぱくの日本展示場、祭りと芸能のコーナー

第502回 2018年2月25日(日)
木彫家 藤戸竹喜の世界

旭川を拠点に木彫り職人として活躍した父、幼少時に育ててくれた祖母、才能を見いだし仕事を任せた阿寒湖の人びと。藤戸竹喜氏の生い立ちから、北海道を代表する作家としての近年の活動までを紹介します。講話のあと、企画展示場での解説をおこなう予定です。

○ 話者
齋藤玲子(国立民族学博物館准教授)

○ 場所
国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば、企画展示場)

○ 日時
2018年2月25日(日) 14:30~15:30


樹霊観音像(1969年制作)と藤戸氏

第503回 2018年3月4日(日)
イスラーム教育における音と文字

イスラーム教育の基礎は原典の暗記にあります。聖典クルアーンに始まり、預言者ムハンマドの言行録(ハディース)にうつります。エジプトでは暗記中心の学校教育が批判されて久しいのに対し、一般の信徒であっても原典の音に親しむことが重視されている理由を探ります。

○ 話者
相島葉月(国立民族学博物館准教授)

○ 場所
国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)

○ 日時
2018年3月4日(日) 14:30~15:00


カイロ国際ブックフェアのイスラーム思想コーナー

第504回 2018年3月11日(日)
特別展「太陽の塔からみんぱくへ」――東南アジアを中心に

いまから50年前、大阪万博の太陽の塔内で展示する民族資料を集めるために、20名弱の若手研究者からなる収集団が結成されました。彼らの収集は、その後、みんぱくの設立にもつながります。東南アジアを中心に、収集団の活動について、特別展をみながら紹介します。

○ 話者
平井京之介(国立民族学博物館教授)

○ 場所
国立民族学博物館 特別展示館

○ 日時
2018年3月11日(日) 14:30~15:00


フィリピン北部で収集されたイフガオ族の首狩り用背負いかご

第505回 2018年3月18日(日)
アメリカ先住民研究・博物館人類学・知的財産問題の人類学的研究

約半世紀前に収集されたEEM資料(北米)は、現在でも物質的にはその姿をとどめている。収集者の日記や旅程から、収集の意図と来歴を辿ることも可能だ。ところが資料情報はほとんど残っていない。資料の文化的生命力の回復のために実施した、ソースコミュニティによる熟覧調査を紹介する。

○ 話者
伊藤敦規(国立民族学博物館准教授)

○ 場所
国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)

○ 日時
2018年3月18日(日) 14:30~15:00


「621005(北米165)」についてコメントを残すホピの熟覧者

第506回 2018年3月25日(日)
カーストの歴史的変化――あるバラモン集団の事例

インド・ヒンドゥー社会を特徴づけているカーストという社会制度は、歴史的に大きな変化を経て今日のような姿になったと考えられています。西インドのバラモン・カーストであるチットパーヴァンという集団を事例に、近代以降の同集団の変容について紹介します。

○ 話者
松尾瑞穂(国立民族学博物館准教授)

○ 場所
国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)

○ 日時
2018年3月25日(日) 14:30~15:00


チットパーヴァンの「始祖」とされるパラシューラーム