国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究公演

2017年11月11日(土)
めばえる歌 ―民謡の伝承と創造―

チラシダウンロード[PDF:1.4MB]

民謡は地域社会の生業や人と自然のつながり、集落の歴史や風俗、風習等を映し出す貴重な無形文化です。映像民族誌『めばえる歌―民謡の伝承と創造―』は徳島県祖谷の民謡、岐阜県郡上のわらべ歌等の伝承と再創造に携わる人びとの活動に着目して制作した作品です。本公演では、本作の上映と出演者である井上博斗氏、松田美緒氏による民謡とわらべ歌の実演をとおして、民謡の今日の動態や音楽文化の継承と創造について考えます。また、映像作品の制作手法や制作の舞台裏をテーマにしたトークセッションをおこないます。

  • 日 時:2017年11月11日(土)
        13:30~16:30(開場12:50)
  • 場 所:国立民族学博物館 講堂
  • 参加費:無料/要展示観覧券/要事前申込
  • 定 員:450名
  • 申込方法:申込フォームまたは往復はがきによる事前申込制(本人を含めて2名まで)
    申込期間:9月22日(金)受付開始、11月5日(日)必着
     ※申込フォーム、往復ハガキでの受付は終了しました。
     ※まだお席に若干の余裕があるため、当日参加を受け付けます。当日の入場ですが、12時50分の開場後、事前申込みのお客様に先にご入場いただき、その後に当日参加希望のお客様をご案内する予定です(定員450名)。
  • 主 催:国立民族学博物館
 

プログラム

13:30 挨拶
13:45 映像民族誌『めばえる歌―民謡の伝承と創造―』
14:45 - 14:55 休憩
14:45 - 15:35 井上博斗、松田美緒(ギター伴奏:山口亮志)による歌唱
15:40 - 16:30 トークセッション

『めばえる歌―民謡の伝承と創造―』
60分/監督:川瀬慈/撮影、編集:山城大督
地域社会の外部からやってきた歌い手が、地域の伝承歌を単に歌い継ぐだけではなく、自らのやりかたで咀嚼し、新たな生命を与えていく姿に着目し、民謡の伝承と創造活動について考える。井上氏による岐阜県の郡上八幡や揖保川流域を対象にした『わらべうたの会』の活動、そして松田氏による徳島県三好市祖谷での民謡の歌唱活動と人びととの交流を描く。

出演

井上博斗(いのうえひろと)

香川県善通寺市に生まれる。大阪芸術大学卒業。在学中に、音楽家の桃山晴衣・土取利行に出会い、2010年より両氏が主宰する「立光学舎」で学びを深める。土地と人間の関係を音楽で捉え直す「郡上八幡音楽祭」を2013年より実行委員会代表として主催。また、郡上八幡城下町の魅力と可能性を引き出す「町家オイデナーレ」を2015年より企画。同時に、郡上に伝わる白山信仰を背景とする古道の企画開発・編集に携わる。土地の古老から聞き覚えた、郡上のわらべうた・作業唄・踊り唄・祝い唄の伝承がライフワーク。

 井上氏が代表を務める郡上八幡音楽祭ホームページはこちら

 

松田美緒(まつだみお)

歌手。土地と人びとに息づく音楽のルーツを魂と身体で吸収し表現する“現代の吟遊詩人”。その声には彼女が旅したさまざまな地域の魂が宿っている。大西洋をテーマにブラジルで録音した『アトランティカ』で2005年にビクターよりデビューし、以来ポルトガル、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、ベネズエラ、ペルー、カーボヴェルデなどポルトガル語・スペイン語圏の国々で、現地を代表する数々のミュージシャンと共演、アルバム制作を重ねる。2014年、3年がかりのライブとフィールドワークの集大成として初のCDブック『クレオール・ニッポン うたの記憶を旅する』を発表。ブラジル・ハワイ移民の歌を含め、日本各地の忘れられた歌を現代に瑞々しく蘇らせた作品は高い反響を呼び、文藝春秋「日本を代表する女性120人」に選ばれる。第2回ヘテロトピア文学賞特別賞を受賞。2016年、日本テレビ系列『NNNドキュメント』で、松田美緒の活動を追ったドキュメンタリーが放送され、同作は2016年度坂田記念ジャーナリズム賞グランプリを受賞。2017年4月にはギリシャ・ポルトガル録音の新作『ELA』を発表。

 

山口亮志(やまぐちりょうじ) ギター

イスラエルで生まれ、幼少期よりギリシャ、メキシコ、日本、エル・ サルバドルやアメリカで暮らす。マイアミ大学フロスト音楽院でクラシックギターをレネ・ゴンザレス氏に師事。12弦ギター、ギリシャ・ブズーキ、シンセサイザーギターなども演奏。マイアミ国際ギターコンクール準優勝。ベースはクラシックにあるものの、セファルディ民謡、タンゴ、アイルランド音楽、アフリカ音楽、演劇、能楽師との共演、作・編曲など、活動は多岐に渡る。日本国内をはじめ、アメリカ、ヨーロッパ、ジャマイカ、カーボ・ヴェルデで演奏。アール・チナ・スミス、津村禮次郎、coba、他多数と共演。『月と雪と』を始め、10枚以上のCDに参加。2017年には歌手松田美緒との新作『ELA』がCOREPORTより発売。映画『シネマの天使』ではギター演奏を担当。

 山口氏のオフィシャルサイトはこちら

司会・解説

川瀬慈(国立民族学博物館准教授)

主にエチオピアを中心に、アフリカの音楽文化に関する映像人類学研究に取り組む。人類学、シネマ、アートの交差点から、文化の記録と表現を開拓する。共編著に『アフリカン・ポップス!――文化人類学からみる魅惑の音楽世界』(明石書店)、『フィールド映像術』(古今書院)。映像作品に『ラリベロッチ』『僕らの時代は』『Room 11, Ethiopia Hotel』『精霊の馬』『ザフィマニリスタイルのゆくえ』など。

 

申込方法

※申込フォーム、往復ハガキでの受付は終了しました。
※まだお席に若干の余裕があるため、当日参加を受け付けます。当日の入場ですが、12時50分の開場後、事前申込みのお客様に先にご入場いただき、その後に当日参加希望のお客様をご案内する予定です(定員450名)。

 

お問い合わせ先

国立民族学博物館 企画課 博物館事業係
TEL:06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00)
FAX:06-6878-8242