国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究公演

2006年10月22日(日)
天空のつばさ ~南タイの伝統芸能 ノーラー~

  • 2006年10月22日(日) 14:00~15:30(13:30開場)
  • 会 場:国立民族学博物館 講堂
  • 出演者:南タイ舞踊団
  • 司 会:寺田吉孝(民族文化研究部助教授)
  • 解 説:岩澤孝子(民博外来研究員)
  • 主 催:国立民族学博物館
 

タイ南部で伝承されてきた舞踊ノーラーは、タイで最も古い芸能のひとつであると考えられています。音楽、歌、舞踊のみならず、芝居や儀礼、呪術などの要素を含む総合的な芸能です。極彩色のビーズで飾られた衣装、打楽器中心に編成された音楽、独特の節回し、身体能力の限界にせまる柔軟な姿態などが、ノーラー特有のパフォーマンス世界を作りあげています。ノーラーが日本で本格的に紹介されるのは、今回の民博公演が初めてです。スパット・ナークセンさんら優秀な舞踊家から構成される南タイ舞踊団の舞台をお楽しみください。

 
 

スパット・ナークセンさん 南タイ舞踊団
南タイ舞踊団は、南タイの歴史と文化の中心地、ナコンシータマラートにある国立演劇舞踊学校の教員と学生を中心に編成されたグループ。舞踊団の中心的メンバーであるスパット・ナークセンさんは、同校の舞踊科教員としてタイ古典舞踊の後進育成につとめるだけでなく、ノーラーの専門家でもあり、南タイの伝統文化保護を目的とした様々な活動を行っている。国内での活動にくわえ、ロシア、台湾、スイスなど海外での公演も多い。
 
スパット・ナークセンさん
 

岩澤孝子(民博外来研究員)
2002年広島大学大学院博士課程修了(学術博士)。カリフォルニア大学リヴァーサイド校研究員を経て、2005年より国立民族学博物館外来研究員をつとめる。1997年以来、タイ南部ナコンシータマラート県を中心にノーラーの研究に従事する。今回来日する舞踊団のメンバー、スパット・ナークセン氏に師事し、ノーラー・パフォーマンスの訓練を受けた。
 

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