国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究公演

2007年7月29日(日)
東インドの伝統舞踊ゴティプア
みんぱく開館30周年 日印交流年記念研究公演

  • 2007年7月29日(日) 14:00~16:00(13:30開場)
  • 会 場:国立民族学博物館 講堂
     ※公演後、出演者とのふれあいイベントをおこないます。
  • 司会・解説:杉本良男(民族社会研究部教授)
  • 解 説:クンナ・ダッシュ(NPO法人インド日本友の会)
  • 出演者:チャンドラセーカル・ゴティプア舞踊団
    ナラヤン・パンデー&ロジャリン・モハンティ(オディッシー)
  • 主 催:国立民族学博物館

本公演では、東インド・オリッサ州の伝統舞踊ゴティプアおよびオディッシー、ナガ・ダンスなどをご紹介します。
ゴティプアは、ヒンドゥー神に奉納する宗教的な舞踊で、現在も祝祭や儀礼の機会に広く行われています。この地域の信仰に基づき、女性ではなく6歳から16歳までの少年が女性の衣装を着て踊りを奉納し、体のやわらかい少年ならではのアクロバット的な踊り「バンダ・ヌルティア」がふくまれるのが特徴です。
オディッシー(オリッシー)はインドを代表する伝統舞踊のひとつですが、ゴティプアから発展したものとされており、ゴティプアのダンサーがオディッシーの師匠になるケースもすくなくありません。
ゴティプアは日本ではほとんど上演される機会がありませんが、今回は地元オリッサ州プリー地方の舞踊団による本場の踊りをお楽しみいただきます。


杉本良男(民族社会研究部教授)
専門は社会人類学・南アジア研究。インドの映画、演劇、ファッションなどのポピュラー・カルチャーや、インドのキリスト教とナショナリズムについての研究を行っている。主な著書に『インド映画への招待状』(青弓社、2002年)、『キリスト教と文明化の人類学的研究』(編著、国立民族学博物館、2006年)などがあり、また国立民族学博物館特別展「インド サリーの世界」(2005年)の実行委員長をつとめた。

 

クンナ・ダッシュ(NPO法人インド日本友の会)
NPO法人インド日本友の会会長。インド東部オリッサ州プリー出身。1993年に来日し、1997年から道頓堀でインド料理店「サンタナ」を営むかたわら、日本とインドとの文化交流のために幅広く活躍している。日本にインド文化を紹介するとともにインドに日本文化を紹介する企画も数々実施しており、日印交流年の今年は、石見神楽とやまと獅子太鼓をインドに派遣する予定である。

定員:450名
参加料:無料(ただし、常設展をご覧になる方は観覧料が必要です。)

※本公演は申込み締切日を過ぎましたので、受付を終了いたします。

お問い合わせ先
〒565-8511 吹田市千里万博公園10-1
国立民族学博物館 企画連携係
TEL : 06-6876-2151(代)