国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究公演

2010年6月27日(日)
トランシルヴァニアの舞踏と音楽
新展示フォーラム「音の力―夏のみんぱくフォーラム2010」関連

東ヨーロッパのトランシルヴァニア地方は、現在のルーマニア北西部に位置し、ルーマニア人、ハンガリー人、ザクセン人、ロマなどの文化が共存する地域です。昔ながらの生活様式を大切にして暮らしている人々により伝統が受け継がれ、民俗芸術の宝庫といわれています。今回の研究公演では、トランシルヴァニアの中でも特に豊かな文化で知られるカロタセグからのゲストをお招きしました。この地域で受け継がれてきた舞踊と音楽を体験してください。

  • 日時:2010年6月27日(日)
    11:00~12:20 ルーマニアの舞踊と音楽
    14:30~15:50 ハンガリーの舞踊と音楽
  • 場所:国立民族学博物館 1Fエントランスホール
  • 事前申込:不要
  • 参加料:無料(ただし、本館展示をご覧になる方は別途観覧料が必要です。)
  • 主催:国立民族学博物館
  • チラシダウンロード[PDF:35.9MB]
お問い合わせ
〒565-8511 吹田市千里万博公園10番1号
国立民族学博物館 広報企画室企画連携係
TEL : 06-6878-8210(平日9:00~17:00)
 

出演者

ラーザール・アティッラ 大塚 奈美ラーザール・アティッラ LÁZÁR Attila
カロタセグ地方ボガールテルケ出身の舞踊家。ハンガリー国際男性舞踊コンテスト、カロタセントキラーイ国際民俗音楽・舞踊キャンプ男性舞踊コンテストなどで受賞歴がある。2005年に初来日して以来、日本での民俗舞踊指導・出演を多数経験。現地の民俗文化に関する幅広い知識と経験に基づいた話やユーモアとエネルギーに満ちた公演・講習会は毎回好評を得ている。

 

ヴァルガ・イシュトヴァーン・チパーシュ チョーリ・シャーンドルヴァルガ・イシュトヴァーン・チパーシュ VARGA István „Csipás”
カロタセグ地方バーンフィフニャド出身のヴァイオリンの名手。カロタセグ地方最後のロマ(ジプシー)ヴァイオリン奏者として、国内外で演奏活動を行っている。

チョーリ・シャーンドル CSOÓRI Sándor
ハンガリー・ブダペスト出身のヴィオラ奏者。幼少時より演奏を始め、後にトランシルヴァニアの演奏家たちから学ぶ。リスト・フェレンツ音楽院民俗音楽学部でヴィオラ演奏を専攻。

 

出演・解説者

大塚奈美(おおつか なみ)
愛知県出身のハンガリー民俗舞踊家・研究者。お茶の水女子大学大学院舞踊教育学専攻修了。エトヴェシュ・ロラーンド大学、ハンガリー科学アカデミー音楽学研究所でハンガリー舞踊の調査研究を行った。総合研究大学院大学博士後期課程(民博)単位取得満期退学。大阪大学外国語学部非常勤講師。愛知県ハンガリー友好協会理事。

司会・解説

寺田吉孝(てらだ よしたか)
国立民族学博物館 民族文化研究部教授