国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究公演

1995年10月28日(土)
アジアにおける―ポピュラー音楽

  • 1995年10月28日(土)
  • 13:30 開演(12:30 開場)
  • 出 演:ネーネーズ
  • 解 説:藤井知昭(国立民族学博物館教授・副館長)

現在、アジアの音楽は大きな変化にさらされています。その大きな要因のひとつがポピュラー音楽の広範な広がりです。しかし、この動きは単に欧米のポピュラー音楽の浸透ばかりを意味しているわけではありません。欧米のポピュラー音楽がアジア各地に浸透していくとともに、自らの伝統音楽を積極的に取り組んだポピュラー音楽が、アジア各地で生まれています。日本では、アジア各地でのこうした動きと連動しながら、沖縄音楽においてこのこの動きを顕著にみることができます。

この研究公演では、伝統音楽と複雑に入り組み、ときには融合しながら発展し続けるアジアのポピュラー音楽の現在について考えてみます。ゲストには、沖縄の伝統的島唄にこだわり続けているネーネーズを迎え、現代の沖縄音楽をご紹介します。