国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

イベント・ワークショップ

2017年1月29日(日)
みんぱく公演「トンコリ×ウポポ――アイヌ音楽ライブ by OKI / MAREWREW」
アイヌ展示チアシ!―冬のみんぱくフォーラム2017 関連

チラシダウンロード[PDF:2.4MB]

新展示関連事業「アイヌ展示チアシ!(アイヌ展示をリニューアルしました)―冬のみんぱくフォーラム2017」の一環として、音楽ライブを開催します。
樺太や北海道北部で演奏されてきたトンコリという弦楽器(「五弦琴」とも呼ばれる)を復活させ、アイヌ音楽をひろめてきたミュージシャンのOKIと、輪唱が特徴的な伝統歌・ウポポを再現する女性グループのMAREWREW。伝統を基盤としつつ、あらたなアイヌ音楽を生み出し、異分野のアーティストとのコラボレーションにも積極的にとりくんでいる注目のユニットのステージです。

  • 日時:2017年1月29日(日)
      14:00~15:30(開場13:20)
  • 場所:国立民族学博物館 講堂(定員450名)
  • 要事前申込 ※申込受付は終了いたしました。
  • 要展示観覧券(一般420円)
  • 主催:国立民族学博物館
〒565-8511 吹田市千里万博公園10番1号
国立民族学博物館 企画課博物館事業係
TEL : 06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00)
 

出演者

OKI(オキ/トンコリ演奏)

[img] 1987年渡米。モデルメーカーとして映画、TVコマーシャルの特撮に携わる。1993年帰国、自らのバックグラウンドであるアイヌのドキュメンタリーフィルムの作成を計画中に旭川・川村カ子トアイヌ記念館館長川村兼一から「トンコリ」を譲り受ける。その姿、音にインスピレーションを受け、映画製作を中止しトンコリをライフワークにする事を決める。ところがすでにアイヌのトンコリ奏者はこの世を去っており、先人の残した文献、音声資料をたよりに独学でトンコリを習得。1994年にアイヌ音楽を世に広めるため音楽制作会社チカルスタジオを設立。現在まで20タイトルの作品を発表。アイヌの天才的歌手・安東ウメ子の2枚のアルバムと、アイヌの女性ヴォーカルユニットMAREWREW(マレウレウ)のプロデュースも手がける。2005年、OKI DUB AINU BANDを結成。以後国内外のフェスティバルに多数出演している。2016年に発表した『UTARHYTHM』がヒット、好評価を得た。2017年はカザフスタン、オーストラリアのフェスティバルに出演が決定している。

 
MAREWREW(マレウレウ/歌・踊り)

[img] アイヌ語で歌を表す「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動するマレウレウは2010年、初のミニアルバム『MAREWREW』を発表後、活動を本格化。2011年に自主公演企画「マレウレウ祭り~目指せ100万人のウポポ大合唱!~」をスタートさせ、これまでUA、サカキ・マンゴー、SPECIAL OTHERS、キセル、オオルタイチ+ウタモ、木津茂理、細野晴臣を迎えた公演が話題となる。 また、SPECIAL OTHERSのコラボアルバム「SPECIAL OTHERS」に、アイヌの伝統歌「イヨマンテ・ウポポ」で参加。ほかにもNHK(Eテレ)の人気子供番組「にほんごであそぼ」への出演。2012年8月には、待望のフルアルバム『もっといて、ひっそりね。』をリリース。現代的なアレンジを織り込みつつも伝統的なウポポの魅力を凝縮した作品は、各方面で高い評価を受けた。現在ワールドミュージックの世界的な祭典Womad(UK)への出演をはじめとするヨーロッパ公演など、国内のみならず海外でもその活動が注目されている。 2016年アルバム『cikapuni』発表。2016年NHK「オトナの一休さん」大友良英プロデュースによるサウンドトラック発表。マレウレウはアイヌ語で「蝶」のこと。
[メンバー:Rekpo、Hisae、Rim Rim、Mayunkiki]
Rim Rimは研修のため活動休止中

 

司会

齋藤玲子(国立民族学博物館准教授)

 

申込方法

※申込受付を終了いたしました。
 定員に達したため、追加募集はございません。

応募者全員に抽選結果を返送いたしましたので、ご確認ください。

 お問い合わせ先:06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00)