国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

イベント・ワークショップ

2014年9月12日(金)、9月24日(水)、10月15日(水)、10月26日(日)、10月29日(水)、11月12日(水)、11月26日(水)
連続講座「みんぱく×ナレッジキャピタル ―イメージの力をさぐる―」
特別展「イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる」(国立民族学博物館)関連

特別展の会期中に、大阪・梅田のナレッジキャピタルで本展と連動した連続講座を開催します。

  • 開催日:2014年9月12日(金)、9月24日(水)、10月15日(水)、10月26日(日)、10月29日(水)、11月12日(水)、11月26日(水)
  • 時間: 19:00~20:30
  • 場所:ナレッジキャピタル The Lab. CAFE Lab.(グランフロント大阪北館1F) アクセスマップ[PDF]
  • 要事前申込(各日ドリンク代500円が必要)/定員:各回50名(10月26日は定員30名)/対象:中学生以上
  • 主催:一般社団法人ナレッジキャピタル、国立民族学博物館
  • お問い合わせ:一般社団法人ナレッジキャピタル 電話:06-6372-6530(営業時間10:00~18:00)

〈ご注意〉10月26日(日)は開催時間、場所がことなります。 場所:国立民族学博物館/時間:13:00~14:30

 

講座情報

9月12日(金) みえない力をあやつる―仮面・神像・装身具
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葬送用の柱「ビス」
民族:アスマット(インドネシア)
※写真は国立新美術館での展示風景

人間は、その歴史の中で多様なイメージを生み出してきました。しかも、そのイメージは、単に人が見るためだけにそこにあるのではありません。神仏の像や仮面舞踊と人間とのかかわりを想起してみてください。人間は、目には見えない力を目に見える形にし、それとかかわることで、見えない力を操ろうとしてきたようです。みんぱくで9月から開催される「イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる」の展示物を取り上げながら、人間とイメージの関係を考えます。

講師:吉田憲司(国立民族学博物館教授)
場所:ナレッジキャピタル The Lab. CAFE Lab.(グランフロント大阪北館1F)
定員:50名

申込受付を終了いたしました。

 
9月24日(水) みんぱく40周年と「イメージの力」

万博跡地にみんぱくが誕生して40年になります。60名の研究者たちが世界各地から集めた民族資料は34万点。そのなかから「お宝」を選りすぐって東京の国立新美術館で展示しました。無名の専門家の手による「美的造形」は、有名な画家の芸術作品とどう違うのでしょうか。博物館と美術館が生みだすイメージの世界をのぞいてみることにしましょう。

講師:須藤健一(国立民族学博物館長)
場所:ナレッジキャピタル The Lab. CAFE Lab.(グランフロント大阪北館1F)
定員:50名

申込受付を終了いたしました。

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仮面「プウォーム・イトク」
民族:クバ(コンゴ民主共和国)
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仮面「グ」
民族:グロ(コートジボワール)
 
10月15日(水) 人類の美の追求―ガラスビーズと鳥の羽の世界
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羽が利用されるコンゴウインコ
(アマゾン地域)
撮影:池谷和信

人類は、どのようにして美を追求してきたのでしょうか?宝塚のダンサーが身に付ける鳥の羽の「頭飾り」や、女性が身にまとうガラスや真珠の「首飾り」など、生き物の身体や自然素材を利用した美しい装身具が世界中でつくられています。本講座では、古今東西にみられるイメージの力を紹介することからその謎に迫ります。

講師:池谷和信(国立民族学博物館教授)
場所:ナレッジキャピタル The Lab. CAFE Lab.(グランフロント大阪北館1F)
定員:50名

申込受付を終了いたしました。

 
10月26日(日) 特別展ツアー

人間の生み出すイメージのつくり方や受けとめ方に、人類共通の普遍性はあるのでしょうか。「イメージの力」展は、民博が所蔵するコレクション約600点の造形を精選し、観覧者の皆さまとともに、この問いに対する答えを体感的にさぐってみようという試みです。この展示企画の代表者・吉田憲司が、展覧会のギャラリーをご案内します。

講師:吉田憲司(国立民族学博物館教授)
場所:国立民族学博物館
時間:13:00~14:30
定員:30名

申込受付を終了いたしました。

 
10月29日(水) 描かれた時間

あらゆる生命体も物質も、時の流れとともに形を変えてゆきます。移ろい、とらえがたい<時間>にかたどりを与え、過去や未来とのつながりを体験するためのイメージを、人類は様々なかたちで作りだしてきました。時間という次元が一つで、直線的に過去から未来へと流れているという認識は、はたして世界共通のものなのでしょうか。

講師:山中由里子(国立民族学博物館准教授)
場所:ナレッジキャピタル The Lab. CAFE Lab.(グランフロント大阪北館1F)
定員:50名

申込受付を終了いたしました。

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ガラスイコン「十二大祭」 モラーレ・ゲオルゲ作 地域:スンバタ・デ・スス(ルーマニア)
 
11月12日(水) イメージと商品化

世界的な観光旅行の拡大とともに、各地の民族の生活用品などが「みやげ」として商品化されてきました。自分たちが使うために作ったものと、売るために作られたものには、どのような違いがあるのでしょうか。カナダ先住民やアイヌ民族を例に、歴史的経緯をふまえながら紹介します。

講師:齋藤玲子(国立民族学博物館助教)
場所:ナレッジキャピタル The Lab. CAFE Lab.(グランフロント大阪北館1F)
定員:50名

申込受付を終了いたしました。

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カナダ北西海岸先住民の版画 ※国立新美術館での展示風景
 
11月26日(水) 色と光が放つイメージ

光り輝くもので身をかざりたてること、それは権威や富の象徴であるとともに、自らを守るための護符的な役割もかねています。人びとは光の力と色の力が生みだす効果をどのように利用してきたのでしょうか?本講座では、インドを中心に、世界各地の事例を紹介します。光りと色が放つイメージについて、一緒に考えてみましょう。

講師:上羽陽子(国立民族学博物館准教授)
場所:ナレッジキャピタル The Lab. CAFE Lab.(グランフロント大阪北館1F)
定員:50名

申込受付を終了いたしました。

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光り輝くガラスミラーが縫いつけられたインド西部の刺繍布