国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

イベント・ワークショップ

2003年10月14日(火) ~10月20日(月)
「西ジャワの人形芝居ワヤン・ゴレック」
Japan Asean 2003日本ASEAN交流年 2003 記念事業
「アジアの映像」「ASEANの音楽」

ワークショップ
「西ジャワの人形芝居ワヤン・ゴレック」
  午前の部
10:30~
午後の部
13:30~
10月14日(火)
10月16日(木)
10月17日(金)
10月19日(日)
10月20日(月)

○ :1時間コース(学校団体・一般来館者対象)
★ :3時間コース(小学生5年生から一般まで)
  会場:民博講堂
  参加費無料
  事前申込制(先着順)
→ 参考ページ:マハーバーラタに登場する人形たち(2003年夏休みインドネシア芸能ワークショップより)
 

1時間コース(○印)
ガムラン 対象:学校団体および一般来館者[定員 各回450名]

インドネシアのジャワ島西部をふるさととするスンダ人の伝統芸能の1つに、ワヤン・ゴレックとよばれる人形芝居があります。ガムラン(*)を伴奏として、人形つかいが、語り歌いながら、1人でたくさんの人形をあやつり物語を演じます。
ワヤン・ゴレックは、本来、夜9時頃から明け方近くまで演じられますが、今回は、特別に短いヴァージョンの上演を用意しています。人形つかいはたくさんの人形をどのようにあやつるのでしょうか?それぞれの登場人物の声色をどう使い分けているのでしょうか?また伴奏のガムランは人形芝居をどのようにもりたてているのでしょうか?今回のワークショップでは、超人的な技で西ジャワの人びとから尊敬されている人形つかいの秘密とダイナミックなガムランの魅力にせまります。
*ガムランは、インドネシアのジャワ島やバリ島の伝統的な合奏形態で、大小 様々なゴングのセット、鉄琴類など、青銅製(ほかに真鍮、鉄製のものもある)の打楽器が多く使われていることが特徴の1つ。そのほか、太鼓、木琴、胡弓、笛、琴などの楽器が使われることもある。さらに女声の歌と男声の歌、またかけ声や手拍子がガムランの重要な要素となることも多い。
 

3時間コース(★印)
ワヤン・ゴレック 対象:小学校5年生から一般まで[定員30名(人形グループ10人、ガムラングループ20人)]

このワークショップでは、人形と伴奏のガムランによって構成されているワヤン・ゴレックを、人形とガムランのグループに分かれて体験していただきます。最後には2つのグループが一緒になってワヤン・ゴレックを体験していただけるほか、本場の人形芝居の魅力を間近で堪能していただける充実したプログラムです。