国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

稲作文化

稲作文化
東南アジアの人びとの生業の中心は稲作である。山地に住む民族のあいだでは焼畑においてオカボ(陸稲)やイモ類、雑穀類などが栽培されているが、平地では水田における稲作が主流である。いずれにしろ東南アジアには、古い時代から今日にいたるまで、稲の栽培を中心としてくりひろげられる稲作文化が人びとの生活のなかに定着してきた。
穀倉
  • 資料番号TO 1160
  • トラジャ スラウェシ島 インドネシア
穀倉

スラウェシ島の山地部で棚田における水田稲作をおこなうトラジャは、収穫したイネの穂を穀倉(こくそう)に貯蔵する。穀倉はイネの霊が安息する場所でもある。穀倉の屋根は竹でふかれ、外側の壁面にはトラジャの神話や儀礼において重要な意味をもつスイギュウ、ニワトリ、太陽などの彫刻がほどこされている。