国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

山の生業

山の生業
東南アジアの大陸部と島嶼部の山地には、さまざまな民族が暮らしている。たいてい尾根筋や山腹に2、30戸内外の集落を営み、一般に高床式の家屋に住む。おもな生業は焼畑農業だが、そのかたわら狩猟や内陸河川での漁撈をおこなっていることがある。焼畑ではオカボ(陸稲)、トウモロコシ、アワその他の雑穀などが栽培される。焼畑は水田耕作とはちがい、数回収穫すると土地条件がわるくなるため、長期間休耕しなければならない。そのため大陸部のミエン(ヤオ)やモン(ミャオ)、島嶼部のイバンやムルットのように、新しい耕地を求めて頻繁に移住をくりかえし、現在の国境をまたいで広い地域に分布している民族もある。

吹き矢と箙(えびら)
  • 資料番号TO 1211-1214, TO 1206-1208
吹き矢と箙(えびら)

マレー半島や東南アジア島嶼部の山地民のあいだで、かつて広く使用されていた狩猟具。吹き矢、吹き矢を入れる箙、吹き矢筒でセットをなす。吹き矢の先端には毒を塗る。武器としても使われた。