ホーム > 博物館 > 本館展示場 > 東南アジア展示
衣服と装身具
東南アジアの個々の民族の伝統的な衣服や装身具には、ほかとは異なる特徴とともに、さまざまな類似性が見いだされる。このことは、東南アジアの諸民族の服飾文化が、共通する基層文化のもとでつちかわれてきたことを示している。

腰衣(筒型スカート)
資料番号TO 1857 パミンギル スマトラ島 インドネシア
腰衣(筒型スカート)
植物染料で染められた木綿のたて縞織物に、金糸で刺しゅうがほどこされた女性の伝統的な正装用の筒型スカート。刺しゅう用の金糸にはインド、あるいは中国からもたらされた輸入品が用いられている。このような腰衣(筒型スカート)は、腰巻(巻きスカート)とともに東南アジアの伝統的な衣装として普遍的にみいだされる。

スンバ女性の衣装
資料番号TO 1852 スンバ スンバ島 インドネシア
スンバ女性の衣装
スンバの女性は、伝統的な衣装として腰衣(筒型スカート)と肩掛けを着用する。盛装用の装身具としては、べっこう製の櫛、ビーズや象牙の腕輪、金銀製の首飾り、短剣などがある。衣装に使われている織物は木綿を繊維素材としており、文様は絣織(かすりおり)技法と紋織(もんおり)技法によってあらわされている。

首飾り
資料番号TO 1859 カロ・バタク スマトラ島 インドネシア
首飾り
バタクの支族であるカロ・バタクの首飾り。支配階級の女性が伝統的な結婚儀礼で着用し、富と権威の象徴として機能してきた。20世紀なかばにつくられたもので、銀細工の地金に金めっきがほどこされているが、本来は金細工だったと伝えられている。

アカの機織り
資料番号TO 1770 アカ 北タイ タイ
アカの機織り
アカの機織りはもっぱら女性によっておこなわれている。機織りには高機(たかはた)が使われている。これは、日本では「歩き機」ともよばれており、張りわたされたたて糸の横に立って機織りをおこなう織り手は、織り進むにともなって自らの立っている位置を前方に移動させていく。

稲作文化 | 海の生活 | 山の生業 | 生活の用具 | 信仰の世界 | 衣服と装身具 | ワヤンの広場 | 仏教の空間 | 都市の風景
研究スタッフ 子どもガイド