国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

特別展「世界大風呂敷展」

展示物写真
絹 綸子 丸に酢漿紋 絞繍 袱紗
(きぬ りんず まるにかたばみもん こうしゅう ふくさ)
江戸中期 139.4×126.8cm
紅綸子地(べにりんずじ)に鹿の子絞りと刺繍で定紋を構成した豪華な大袱紗。中央に半幅の生地を継ぎ足しているところから、夜着を袱紗に仕立て直したものと伝える。本品を掛け袱紗と考えると、1m角の広蓋か盤台が適当な寸法となる。

宮井株式会社蔵
 

展示物写真
絹 繻子 唐草に定紋 刺繍 袱紗
(きぬ じゅす からくさにじょうもん ししゅう ふくさ)
明治前期 近畿地方 72.5×65.0cm
これは、仲人による婚約(扇子納め)が決定してから結納迄に6ヶ月から1年間程は期間があった。これはその期間を使って結納袱紗を調達した嫁婿両家の惣陰五三の桐紋と惣陰撫子紋に繁栄を祈る唐草をあしらい、裏地は縮緬地で裁切袷仕立としている。

宮井株式会社蔵
 

展示物写真
絹 縮緬 桐鳳凰模様 刺繍 袱紗
(きぬ ちりめん きりほうおうもよう ししゅう ふくさ)
江戸中期 73.5×76.0cm
袱紗の斜め上下に鳳凰と桐を位置付け、この袱紗を包み袱紗として用いたことが察せられる。桐鳳凰模様は元禄時代以降、ことに流行した。天下泰平、五穀豊穣祈願をこめ、天皇の治世を賛美する心が表現されている。

宮井株式会社蔵