国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

特別展「マンダラ ─ チベット・ネパールの仏たち」

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仏たちの住む宮殿

祖師 - マンダラ - 法具

マンダラの中央に描かれているのは、仏たちの住む宮殿です。正方形の枠で囲まれ、四方には門を開いています。宮殿の中央に位置するのが、その主人であるマンダラの本尊です。そのため、他の仏たちよりひときわ大きく描かれます。残りの仏たちは、この本尊を取り囲むような配置をとりますが、チベットのマンダラの場合、頭を外に向けるため、全体が放射状になります。彼らは実際には本尊の方を向いています。マンダラの宮殿は須弥山[しゅみせん]という、世界の中央にそびえる山の頂上に建てられています。インドの宇宙論では、本来、この場所は帝釈天[たいしゃくてん]という神々の王の居城があるところです。仏教という真理によって世界を支配する仏に、王のイメージが重ねられているのです。