国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

特別展「マンダラ ─ チベット・ネパールの仏たち」

仏たちの住む宮殿
法界マンダラ
法界マンダラ法界[ほっかい]マンダラは正式には「法界語自在[ほっかいごじざい]マンダラ」と呼ばれます。「法界語自在」とは文殊の別名で、「真理の世界の言葉に自在なもの」を意味します。この仏を中心に200以上の神がみで構成されるきわめて大規模なマンダラです。一般には文殊[もんじゅ]は菩薩[ぼさつ]ですが、このマンダラの中尊は大日如来[だいにちにょらい]と同体とみなされます。法界語自在マンダラは、インドのマンダラの歴史の中では、ほぼその中間に位置づけられ、それまでに登場したさまざまなマンダラを、集大成してできあがっています。
中国や日本には伝わりませんでしたが、チベットやネパールでは人気が高く、とくにネパールでは寺院の境内などに安置された石造の台の表面に、しばしばこのマンダラが刻まれています。