特別展「マンダラ ─ チベット・ネパールの仏たち」
仏たちの住む宮殿
金剛界マンダラ
金剛界[こんごうかい]マンダラは七世紀頃にインドで成立した経典『真実摂経[しんじつしょうきょう]』に説かれるマンダラです。「金剛界」という名称は、金剛というなにものにも壊されることのない世界を意味します。大日如来を中心とし、そのまわりを4尊の仏、16尊の菩薩、8尊の供養[くよう]菩薩などが取り囲み、中心部分が37尊で構成されます。金剛界マンダラはマンダラの歴史の中できわめて重要な位置を占めます。これ以降に登場したマンダラの多くが、金剛界マンダラを基本形とするからです。金剛界マンダラは密教の伝播とともにアジア各地に伝えられ、チベットやネパール、あるいは東南アジアでも流行しました。中国を経て日本にも伝えられ、多くの作例がのこされています。






