国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

特別展「インド サリーの世界」

特別展
インド サリーの世界
みんぱくミュージアムパートナーズ企画ワークショップ
今回の特別展「インド サリーの世界」では下記の体験コーナーを設けています。是非、1度体験してみて下さい。
・体験は無料です。(ただし、特別展の観覧料が必要です。)
・開催日と時間にご注意下さい。
・都合により中止になる場合があります。
 
◆サリー試着体験
開催日:期間中毎日(ただし、休館日は除く)
場 所:特別展示館 2階試着コーナー
時 間:受け付け開始 10:00(着付け開始は10:30)  受け付け終了 16:00
その他:
・試着スペースに限りがあること、サリーの管理等の都合上、着付けは時間制で行っています。
30分あたり5名まで。(1日最大50名)
・男性用、子供用の衣装もあります。
 
◆メヘンディ体験
開催日:期間中の土・日曜日
場 所:特別展示館 1階出口付近
時 間:受け付け開始 10:00  受け付け終了 16:20
指 導:京都文教大学文化人類学科インドサリープロジェクト
 
メヘンディ メヘンディは、ヘナという植物を使って手や足に模様を描くものです。メヘンディとは、ヒンディー語で「へナで肌に模様を描く」 「ヘナで肌を染めた跡」という意味です。ヘナの葉で肌に模様を描き、乾いてからはがすと、茶褐色の模様が2~3週間、肌に残ります。
ヒンドゥー教では、女性の結婚や妊娠、出産、祈願、お祭りなど、特別な時によく描かれます。メヘンディには魔よけや幸運を呼ぶ力があるといわれ、アーユル・ヴェーダ(伝承医療)の薬としても使われてきました。
中東・北アフリカ・中央アジアなどの地域で、伝統文化として残る一方、最近では欧米でも、気軽に出来るテンポラリー・タトゥーとして男女を問わず人気があります。
ヘナは染料として知られるミソハギ科の低木で、葉の粉末にレモン汁を混ぜて肌に描くと乾いた後が茶色に染まり、個人差はありますが約2週間持続します。まれに、かぶれや炎症などの症状が出る場合があります。肌が敏感な方、アレルギーが出やすい方はご注意下さい。
 
◆コーラム体験
開催日:期間中の土・日曜日
場 所:特別展示館 1階出口付近
時 間:受け付け開始 10:00  受け付け終了 16:20
指 導:京都文教大学文化人類学科インドサリープロジェクト
 
コーラム 南インドでは、地面や寺院の床などに縁起の良い吉祥模様を描き、神を迎える習慣があります。その模様がコーラムです。 地域によってはランゴーリ、マンダーナとも呼ばれます。模様も地域ごとに様々です。
コーラムは、幸福と繁栄の女神ラクシュミーなどの神様を迎えるためのものです。点と点を線で結んだり、点の間を縫うようにして線を描いたりします。色は白一色が普通ですが、お祭りの時には色をたくさん使ってカラフルなコーラムを描きます。
コーラムは、虫や小鳥が食べられるよう米の粉で描かれます。
主婦は、毎朝玄関先の地面の上にコーラムを描きます。成人式や結婚式など盛大な祝い事のときには、寺院の女神像の前に、時間をかけて豪華なコーラムを用意します。
特別展示場では、このコーラムを気軽に楽しんでいただけるように、コーラムのポストカードと、少し大きめのコーラムの下絵を用意しています。
 
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