本展では、セネガル、コートジヴォワール、ガーナといった西アフリカの国々、および南アフリカの、いくつかの都市から拾い上げてきた多彩な造形を、「ストリートアート」という切り口からご紹介いたします。
展示されるのは、ガーナの装飾棺桶、床屋とコーヒーショップのお店の現物、セネガルのガラス絵、そして南アフリカのアートラジオ、ほかにそれぞれの都市の看板、衣装、織物、ポスター、写真、生活雑貨、玩具類など、いずれも街角の情景をあざやかに彩(いろど)るものたちです。これらは、必ずしも、いわゆるアートとはみなされていませんが、意表をつく自由な発想と表現によって、時に思いがけない豊かさを感じさせ、アートという枠組みそのものを問い直させる力を秘めています。
本展を通して、同時代のアフリカの、活気とユーモアにあふれた都市生活の一端を肌で感じていただければ幸いです。

