国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

イルカと人間:食と癒しの民族学―イルカ知新

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イルカと人間:食と癒しの民族学

イルカ知新

古来からイルカと人との関わりを通じ、
地球の未来を見つめてみよう。



2000年9月19日(火) / 開演 19:00~

講師:秋道智彌(民族文化研究部 教授)
場所:ヘップファイブ8階
当日1800円 全席自由
お問い合わせ:ヘップホール事務局【 TEL 06-6366-3636 】
主催:HEP FIVE
企画:千里文化財団
協力:国立民族学博物館

 

 海の哺乳類イルカと人間はさまざまな関わりをもってきました。あるときは神として崇め、また肉を重要な食料とし、あるいはイルカの歯をお金や財産として利用してきました。水族館などのショーで活躍するイルカもずいぶんといます。最近では、イルカはふれあいを通じて人間の苦しみや悩みを癒す存在としても注目されています。
 以上のように、イルカと人間の関わりは、時代や文化、あるいは地域によってもたいへん異なっています。このような違いを、私たちはいかに理解し、自分の問題としてどのように考えていけばいいのでしょうか。
 地域や文化によって違うというだけなら、他人がどのように考え、振る舞うかについて干渉することは慎まなければなりません。しかし、イルカと人間をめぐる問題は文化による違いを超えて、世界で大きな政治問題、環境問題にもなっています。イルカを食べる日本人が大きな非難を浴びることさえあるのです。
そこで、イルカの問題から、生命(いのち)や環境、そしてこの地球における野生動物と人間の関わりについていろいろと考えてみたいと思います。

 

講師プロフィール
秋道智彌(あきみちともや)
国立民族学博物館 民族文化研究部 教授
1946年京都府生まれ。
京都大学理学部卒業、東京大学大学院理学研究科博士課程修了。
国立民族学博物館助教授を経て、1995年4月より現職。理学博士。生態人類学、海洋民族学専攻。
主な調査・研究地域は、日本、オセアニア、東南アジア。
著書に『海人の民族学 サンゴ礁を超えて』(NHKブックス)、『アユと日本人』(丸善)
『クジラとヒトの民族誌』(東京大学出版会)、『鯨と日本人の暮らし』(ポプラ社)
『海洋民族学 海のナチュラリストたち』(東京大学出版会)
編著に『海人の世界』(同文舘)など海とヒトの暮らしに関わるもの多数。