国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

森と草原の音楽:トゥバ民族の喉歌、フーメイ―草原に響くフーメイ

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森と草原の音楽:トゥバ民族の喉歌、フーメイ 草原に響くフーメイ

幻想とリラクゼーションの喉歌、
トゥバ民族のフーメイに魂が聞こえる・・・。

2000年12月20日(火) / 開演 19:00~

講師:小長谷有紀(民族学研究開発センター 助教授)
ゲスト:等々力政彦(フーメイ奏者、特別共同利用研究員)
場所:ヘップファイブ8階
当日1800円 全席自由
お問い合わせ:ヘップホール事務局【 TEL 06-6366-3636 】
主催:HEP FIVE
企画:千里文化財団
協力:国立民族学博物館

 

【トゥバ人と喉歌】
 トゥバ共和国(The Republic of Tyva)はロシア連邦に属し、南シベリア、もしくはアジア中央部と呼ばれているところに位置します。トゥバ人は、トルコ語と同じトュルク語系のトゥバ語を話します。
 アジア中央部、アルタイ山脈周辺のトュルク語系/モンゴル語系諸民族には喉歌と呼ばれる独特の歌唱法があります。喉歌代表的な特徴は笛のような声音でメロディーを「歌う」ことですが、民族により定義は異なります。日本ではモンゴル国西部の喉歌・フーミーが有名ですが、トゥバではフーメイと呼ばれています。
 トゥバのフーメイは大きく3つの種類、フーメイ(中音)、スグット(高音)、カルグラー(低音)に分けられ、演奏者によって5種類あるいはそれ以上の種類に細分されています。フーメイはトゥバ人の日常生活の中に非常によく浸透していますが、だみ声で歌う即興詩を装飾するような形で用いられる場合がほとんどです。むしろフーメイはできて当たり前で、それに付加する歌詞を含んだ全体として、いかにおもしろいかの方が重要なのです。

 

講師プロフィール
小長谷有紀(こながやゆき)
国立民族学博物館 民族学開発センター 助教授
1957年生まれ。
京都大学大学院文学研究科博士課程(地理学専攻)満期退学。
京都大学文学部助手、国立民族学博物館第一研究部助教授を経て、現職。
主に、モンゴルの生活文化の調査・研究を専門とする。
著書に『モンゴル万華鏡 ― 草原の生活文化 ―』(角川選書 1992)、『モンゴル草原の生活世界』(朝日新聞社 1996)、
編著に『アジア読本・モンゴル』(河出書房新社 1997)、『草原の遊牧文明』(千里文化財団 1998)
CD-ROM『モンゴル遊牧世界』(テクネ 1998)、ほか多数。

 

等々力政彦(とどろきまさひこ)
フーメイ奏者、国立民族学博物館 特別共同利用研究員
1965年生まれ。
1990年よりシベリアに通い始め、92年からトゥバへ。現在大阪大学大学院工学研究科応用生物工学専攻に在学中。喉歌文化も研究。
嵯峨治彦氏とユニット「タルバガン」を結成し、ライブ活動を通して、トゥバの民族音楽を紹介している。