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花(5) ─ 1輪を贈る ─
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花を贈るのは、案外むずかしいものだ。お金をかければ、りっぱなものにはなるが、そらぞらしく華美にも見える。中途半端に倹約すれば、月並みな花束になるのがオチである。
花1輪贈ったらどうだろう。私がこれを学んだのはベルリンである。さまざまな花のなかから、自分の感性を信じて1輪を選ぶ。緊張もするが、楽しいひとときである。値段も手ごろだ。
手渡すときは、はにかみながら選んだ気持ちをこめる。相手がこの花をどう見るか気になる。花を包んでいた紙ははずしてから渡そう。こうすると花一輪で心がじかに伝わる気持ちがする。
ベルリンの花屋の多くは、庶民的な露天売りである。そこで目に留まった1輪は、選んだ人も、贈られた人も幸せにする1輪だった。
国立民族学博物館 森 明子
花1輪贈ったらどうだろう。私がこれを学んだのはベルリンである。さまざまな花のなかから、自分の感性を信じて1輪を選ぶ。緊張もするが、楽しいひとときである。値段も手ごろだ。
手渡すときは、はにかみながら選んだ気持ちをこめる。相手がこの花をどう見るか気になる。花を包んでいた紙ははずしてから渡そう。こうすると花一輪で心がじかに伝わる気持ちがする。
ベルリンの花屋の多くは、庶民的な露天売りである。そこで目に留まった1輪は、選んだ人も、贈られた人も幸せにする1輪だった。
国立民族学博物館 森 明子
毎日新聞夕刊(2007年5月2日)に掲載

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