研究の自己アピール
文化財の保存科学というと美術品や工芸品、考古遺物のようなものをイメージする方が多いかもしれませんが、私の研究対象としている文化財は「民俗資料」というものです。これらの文化財は、生活用具や生産用具といった私たちの生活に密接に関係するもので、文化財というイメージからは遠いものかもしれません。しかし、これらの民俗資料は我々の生活文化の基層を表象するものでもあります。一見、その価値が理解されにくい民俗資料をどのように保存していけばいいのかをいつも考えています。
更新日時:2012年4月1日
日高真吾HIDAKA Shingo

この写真は能登半島の揚げ浜式塩田の製塩用具の調査をおこなったときのものです。
物質文化、博物館、保存科学
日本
![[img]](/sites/default/files/museum/showcase/staff/hidaka/img/fukidashi.jpg)
文化財の保存科学というと美術品や工芸品、考古遺物のようなものをイメージする方が多いかもしれませんが、私の研究対象としている文化財は「民俗資料」というものです。これらの文化財は、生活用具や生産用具といった私たちの生活に密接に関係するもので、文化財というイメージからは遠いものかもしれません。しかし、これらの民俗資料は我々の生活文化の基層を表象するものでもあります。一見、その価値が理解されにくい民俗資料をどのように保存していけばいいのかをいつも考えています。
世界各地で作られ、使用されている道具についても注目してみください。同じような目的で使用される道具も、その土地の気候や風土によって、さまざまなバリエーションが見られます。人間が生活環境のなかで凝らす工夫の粋。なるほど!と思う感性が皆さんの生活をさらに豊かにするヒントを与えてくれると思います。