国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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更新日時:2016年2月2日

三島禎子MISHIMA Teiko

三島禎子

 

専門分野

経済、家族・親族、人口・移民・移住

専門地域

アフリカ(西アフリカ)

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研究の自己アピール

地球上の「移動する人」について興味をもっています。人はなぜ移動するのかという疑問から、西アフリカに故郷をもつソニンケという民族を中心に研究しています。ソニンケの人びとは、1000年以上にもわたり、イスラームの信仰にもとづいて、社会と家族のなかで認められることを目指して、世界の各地に移動しながら、働いたり、商いをしたりしています。かれらを追っかけて、私の調査地もアフリカだけでなく、アジア諸国から中東地域に広がっています。

メッセージ

出稼ぎ労働者は「社会問題」なのでしょうか。移動する人には個別の理由があり、受け入れる社会にも出稼ぎ労働者を必要とする背景があります。しかし、経済的な必要が充たされ過ぎてしまうと、出稼ぎ労働者は社会や法律の枠から締め出され、社会問題として浮き上がってくるのです。私の研究が、「社会の枠」からの視線だけでなく、出稼ぎ労働者の側からの現実を照らし出すたことにつながればいいと願っています。

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