研究の自己アピール
1979年以来、南米ペルー北高地において神殿の発掘調査を行い、アンデス文明の母体が作り上げられた形成期(前3000~紀元前後)における社会の成立と変容の解明に取り組んでいる。また現在、文化遺産の保全をめぐる地域社会と国家、ユネスコとの関係を問い直す研究を進めており、その一環として盗掘の実態調査や遺跡博物館を核とする村落開発、あるいは国際協力機構が進める観光開発計画案件などに携わってきた。
更新日時:2012年10月1日
関雄二SEKI yuji

![[img]](/sites/default/files/museum/showcase/staff/seki/img/fukidashi.jpg)
1979年以来、南米ペルー北高地において神殿の発掘調査を行い、アンデス文明の母体が作り上げられた形成期(前3000~紀元前後)における社会の成立と変容の解明に取り組んでいる。また現在、文化遺産の保全をめぐる地域社会と国家、ユネスコとの関係を問い直す研究を進めており、その一環として盗掘の実態調査や遺跡博物館を核とする村落開発、あるいは国際協力機構が進める観光開発計画案件などに携わってきた。
古代文明の研究はロマンがあって良いとよく言われますが、遺跡の周辺には人間が暮らしを営んでいることが多いため、遺跡の保存や活用をめぐる社会問題が必ず起きています。研究ばかりしていると、こうした人々の暮らしを知らず知らずのうちに圧迫することになりかねません。そのバランスをとるためにも、考古学者は同時に人類学者として現代社会にも目を向け、ときには具体的な提言を行うなど積極的な行動をとる必要があると考えます。