韓敏
韓敏
国立民族学博物館・超域フィールド科学研究部・教授
HAN Min
National Museum of Ethnology・Department of Social Research・Professor
20世紀の社会主義革命、市場経済への体制移行とグローバライゼーションの中で、中国の漢族社会のおける宗族、宗教信仰の変化と持続、観光の文脈からみた文化と歴史の資源化、現代社会における毛沢東が持つ意味について研究してきた。
本プロジェクトにおいてはこれまでの漢族研究の成果を生かして、中国北方のシボ族に焦点を当て、八旗制度(清朝が作った社会組織・軍事組織)の枠組みの中におかれた彼らの強制移住の歴史(チチハル→瀋陽→新疆チャプチャル)や、自然や家族に対する記憶と祭祀の形を考察し、多民族と共生する中、民族文化の維持と近年の文化遺産の動向を調べる。

研究業績の詳細はこちら(国立民族学博物館ホームページ)