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三上喜孝
国立歴史民俗博物館・准教授
MIKAMI Yoshitaka
National Museum of Japanese History・Associate Professor
日本古代史を専攻しています。15年ほど前から、韓国出土の古代木簡の調査をする機会にめぐまれました。いまは木簡や金石文など、韓国の古い文字資料や日本の出土文字資料の検討を通じて、中国で生まれた漢字文化がどのようにして東アジア世界に広がっていったのかといったことに関心を持って研究しています。
また、仏教文化の「辺境世界」への広がりについても関心を持っています。かつて東洋史学者の西嶋定生氏は、東アジア文化圏を構成する要素を「漢字」「漢訳仏教」「儒教」「律令」の4つであると述べましたが、具体的な文字資料や仏教遺物などの調査研究を進め、実態として検証していくことが、最終的な課題です。

研究業績の詳細はこちら(国立歴史民俗博物館ホームページ)