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  [研究グループ] 南アジアの文化と社会の動態の研究
• 研究ユニット1
 南アジアにおける社会的レジリエンス
• 研究ユニット2
 環流する南アジア

 南アジアの文化と社会の動態を長期的・総合的観点から解明するため、2つの研究ユニットを編成します。


■ 研究ユニット1 :南アジアにおける社会的レジリエンス

 「南アジアにおける社会的レジリエンス」は、都市・農村間の移動を含む南アジア域内の人の移動や、グローバルな移民など人の移動の活発化の中でも、カーストや共通の出身地域などの社会的資源が活用され、多次元・多方向的なネットワークのなかでエージェンシーが発揮されるという南アジア的な社会結合が保たれることが、南アジア型の社会的レジリエンスの基盤にあるという観点に立つものです。この観点のもと主として社会人類学的な手法によって南アジア地域内外の人の移動の現場に迫り、より具体的に南アジア的な社会結合の特質を分析するとともに、その強度を通時的視点から考究し、南アジア型の社会的レジリエンスの特徴を抽出します。

■ 研究ユニット2 :環流する南アジア

 「環流する南アジア」は、研究ユニット1のような人のネットワークを基盤として、グローバル状況下でインド発のモノ・情報・価値が他地域の文化や社会と相互作用を起こし、それが再びインドの社会や文化の状況を変化させてゆくという現象を環流現象となづけ、その動態の解明にあたってきた第1期の本拠点の研究をさらに総合・発展させるものです。第2期においては、宗教を含めた個別の文化的環流現象の探究を深化させるとともに、環流現象を地域的にも時間軸においても視点を広げて追究します。それを通じて環流の基盤にある南アジアの「文明性」とは何か、またそれはグローバル化の中でどのように姿を変えつつ、同時に維持されているのかを解明して、新しい南アジア文明論の構築を目指します。