国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

「太平洋隣人コンソーシアム及び電子化文化地図構想2007合同会議」への出席

久保正敏

2007年10月17日~2007年10月22日 (アメリカ)

(写真 久保の発表の様子)

 

10月18日、19日は、主にGIS(地理情報システム)関係のセッションに参加し、地元カリフォルニア大学バークレイ校が提案元であるECAI(Electric Cultural Atlas Initiative)のTimeMapシステム関連の発表を聴講し、特に台湾のAcademia Sinica(中央研究院)からの発表が、GISをプラットフォームとして全ての情報を載せる事業が国家レベルで推進されていることを紹介しており、日本ではなかなか実現しない中央主導型の情報整備の進展に嫉妬を覚えた。しかし、これらシステムはいずれも研究成果のプレゼンテーションを狙いとするツールであるのに対し、10月20日の二つのArea Informatics関連のセッションで日本からのグループ7名による報告(久保の報告も含む)が、研究用の分析や発見のツールである点で、新規性のあることが参加者からも評価された。日本からの発表は未だ開発途上の実験システムであるが、海外から高い評価を得たことを踏まえて、人間文化研究機構で開発中の研究資源共有化システム・時空間検索システムにおいても更なる開発が必要であると痛感した。

 

(写真 合同会議全員集合)