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第16回国際人類学・民族学会世界大会
中牧弘允
2009年7月25日~2009年8月1日 (中華人民共和国)パネルセッション:地球時代の東アジアにおける会社文化の比較研究
パネルComparative Study of Corporate Cultures in East Asia in the Global Ageでは13名が報告したが、国別の内訳は日本から10名、中国から3名であった。朝の9時から午後の4時過ぎまでかけたパネルには延べ40~50名の参加者があった。議論も活発に交わされ、「企業人類学」に対する関心の高さを感じ取ることができた。IUAESでは次回の大会でも「企業人類学」の部会を設ける決定をしたと聞いている。
自分自身の報告ではパナソニックの創始者である松下幸之助の会社経営についてその宗教的側面をとりあげた。各工場でまつる龍神の祭祀、高野山の会社墓地における物故従業員の祭祀、真々庵や創業の森にまつられる根源社、松下幸之助の社葬など、カミとホトケの使い分けをモデル化して提示した。さらに第一線を退いた松下幸之助が力を注いだPHP研究所や松下政経塾の役割についても言及した。 この機会に「企業人類学」「経営人類学」「仕事の人類学」などとよばれる研究分野の国際的ネットワーク化をはかるべく、参加者の主だった方々に打診したところ、かなり積極的な賛意を得られた。そこで来年度、民博で何らかの国際大会を開催することを提案したところ、参加の意思を表明するものも少なからずおられたので、その準備をすすめることを約束した。
以上、IUAESの大会への参加を通して「経営人類学」の国際的展開のきっかけをつかめたことは予想外の成果であった。







