国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2016年11月10日(木)
みんぱく公開講演会 私たち人類はどこへ行くのか? 「スイカで踊る、クジラを祭る―生き物と人 共生の風景」

チラシダウンロード[PDF:1.09MB]
  • 日 時:2016年11月10日(木)
        18:30 - 20:40(開場17:30)
  • 場 所:日経ホール
       (東京都千代田区大手町1-3-7日経ビル3F)
  • 主 催:国立民族学博物館、日本経済新聞社
  • 定 員:600名(先着順)
  • 参加費:無料(要事前申込)
  • ☆手話通訳あり
  • 申込方法:申込フォームによる事前申込制
    ※往復ハガキでの受付は終了しました。
    詳しくは下記「申込方法」を参照ください。
 

趣旨

1980年代以降、地球温暖化や生物多様性の喪失など、世界的に環境問題が注目されてきました。一方で私たちは、文明のなかにどっぷりとつかって経済中心の生活を送り、自然との関係の破綻、食糧の供給不足、心の問題などをかかえています。
ここでは、生き物と人との新しいかかわり方を紹介することをとおして、21世紀に直面している生き物・人関係をめぐる諸課題の現況とその未来について議論します。生き物の多様性は必要であるのか否か、保護と開発の両方の実現は可能であるのか、生き物と人の共生について考えます。

プログラム

総合司会 野林厚志(国立民族学博物教授)

17:30 - 18:30 受付  
18:30 - 18:35(5分) 開会 阪本浩伸(日本経済新聞社常務執行役員・大阪本社編集局長)
18:35 - 18:40(5分) 挨拶 須藤健一(国立民族学博物館長)
18:40 - 18:45(5分) 概要説明 池谷和信(国立民族学博物教授)
18:45 - 19:10(25分) 講演1 「生き物の地球から人間中心の世界へ」
遠藤秀紀
19:10 - 19:35(25分) 講演2 「現代文明からみた生き物―クジラなどの野生動物の利用と保護をめぐって」
岸上伸啓(国立民族学博物教授)
19:35 - 19:55(20分) 講演3 「野生と文化からみた生き物-栽培化や家畜化が変えた野生の風景」
池谷和信(国立民族学博物教授)
19:55 - 20:10(15分) 休憩  
20:10 - 20:40(30分) パネルディスカッション 遠藤秀紀×岸上伸啓×池谷和信
 

講演内容

講演1「生き物の地球から人間中心の世界へ」

遠藤秀紀(東京大学総合研究博物館教授・作家)

地球の歴史にとある時間感覚を持ち込もう。大ざっぱにいって過去5億年が多様な生き物たちの生きてきた時間だ。他方で、人類は二本足で歩き出して500万年。ホモ・サピエンスは20万年。家畜を手にして1万年。文明などたかだか5000年である。一瞬にして傲慢なまでに支配者面で振る舞うに至ったこの生き物の正体は何か、考えてみたい。

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<講師紹介>

「遺体科学」を提唱。博士(獣医学)。大量の動物死体と起居を共にし、解剖することで進化の歴史を明らかにする。現代人の死生観、生命観を斬りつつ、いまを生きる。著書に、「東大夢教授」(リトルモア、2011)、「人体 失敗の進化史」(光文社、2006)、「パンダの死体はよみがえる」(筑摩書房・文庫、2013)、「哺乳類の進化」(東大出版会、2002)など。

 

講演2「現代文明からみた生き物―クジラなどの野生動物の利用と保護をめぐって」

岸上伸啓(国立民族学博物教授)

人類は地球環境の中で生き抜くために、クジラやアザラシなど野生動物を食料や道具の原材料として利用してきた。ところが21世紀以降の文明社会では人類と野生動物の関係が、利用から保護へと大きく変わりつつある。クジラやアザラシなど野生動物の利用と保護の事例に基づいて人類と生き物の共生のあり方について考える。

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<講師紹介>

文化人類学・北方先住民研究。博士(文学)。極北先住民イヌイットやイヌピアットの捕鯨や獲物の分配について研究。著書に『クジラとともに生きる』(臨川書店、2014)、共編著に『捕鯨の文化人類学』(成山堂書店、2012)や『贈与論再考』(臨川、2016)など。

 

講演3「野生と文化からみた生き物-栽培化や家畜化が変えた野生の風景」

池谷和信(国立民族学博物教授)

野生スイカは、数千年前にアフリカで栽培化されてその後世界中に広まった。そして現在、育種が進められ種が産業化され文明のスイカになった。一方で現在、アフリカスイカのアミノ酸(シトルリン)が健康のために注目されている。野生、文化、文明と展開する人類の社会進化の考え方は正しいのか。家畜や栽培植物の利用と保護に焦点を当てて考える。

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<講師紹介>

生き物文化誌学。博士(理学)。「狩猟採集民」からみた地球の歴史を明らかにする。自然、文化、文明の相互作用が課題。博士(理学)。著書に『山菜採りの社会誌』(東北大学出版会)、『人間にとってスイカとは何か』(臨川書店)、共編著に『地球環境史からの問い』(岩波書店、)など。

 

地図

日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル3階)
詳しくはこちら(日経ホールホームページ)

 

 

[地下鉄]
東京メトロ

  • 千代田線  「大手町駅」神田橋方面改札より徒歩約2分
  • 丸ノ内線  「大手町駅」サンケイ前交差点方面改札より徒歩約5分
  • 半蔵門線  「大手町駅」皇居方面改札より徒歩約5分
  • 東西線   「大手町駅」中央改札より徒歩約9分
            「竹橋駅」4番出口より徒歩約2分

都営地下鉄

  • 三田線   「大手町駅」大手町方面改札より徒歩約6分

地下鉄「大手町駅」下車C2b出口直結

 

申込方法

申込フォームに必要事項をご記入のうえ、ご応募ください。(往復ハガキでの受付は終了しました。 )
参加申込みされた方の個人情報は、本講演会のみで使用いたします。

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