国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ

2010年9月19日(日) ~9月25日(土)
公開講演「神秘化された森と環境保護運動―ドイツの事例より」

日本では「環境先進国」と知られるドイツ。
人びとはどのように環境運動に「動員」されていったのか。
それは「幻想」なのか?
民俗学の視角から、現代のフォークロア=神話化のプロセスを問う!

2010年9月19日(日) 東京大学 駒場キャンパス

  • 講演:アルブレヒト・レーマン(ハンブルグ大学終身教授)
  • コメント:篠原徹(滋賀県立琵琶湖博物館館長、日本民俗学会会長)
  • 主催:日本民俗学会、東京大学グローバル地域研究機構(ドイツ・ヨーロッパ研究センター)

2010年9月25日(土) 国立民族学博物館

  • 講演:アルブレヒト・レーマン(ハンブルグ大学終身教授)
  • コメント:岩槻 邦男(兵庫県立人と自然の博物館館長、東京大学名誉教授)
  • 主催:日本民俗学会
  • 共催:国立民族学博物館

チラシダウンロード[PDF:2.30MB]

● お問い合わせ(両日共通)
日本民俗学会:fsj.sympo2010@gmail.com

東京大学/駒場
  • 日時:2010年9月19日(日) 13:30~16:30(開場 13:00)
  • 場所:東京大学 駒場キャンパス13号館・1323教室
  • プログラム
       13:30 開会のあいさつ
       13:40 講演 アルブレヒト・レーマン(ハンブルグ大学終身教授)
       15:15 コメント 篠原徹(滋賀県立琵琶湖博物館館長、日本民俗学会会長)
       15:40 質疑応答・司会 岩本通弥(日本民俗学会、東京大学)
       16:20 閉会のあいさつ 渡邊欣雄(日本民俗学会国際交流委員長、中部大学)
  • 言語:講演はドイツ語(日本語字幕を放送)*コメント・質疑応答は通訳あり
  • 参加:入場無料/事前申込不要
  • 懇親会:終了後、大学内で懇親会を開催します。*会費5000円(当日支払い)
    懇親会は事前申込が必要です(講演会のみ参加の場合は不要)
  • 事前申込方法
    Eメールで、「9月19日懇親会参加希望」、住所、電話番号、氏名(フリガナ)をご記入のうえ、fsj.sympo2010@gmail.comまでお申し込みください(先着順)。
国立民族学博物館 *講演内容は9月19日と同一
  • 日時:2010年9月25日(土) 13:30~16:30(開場 13:00)
  • 場所:国立民族学博物館 第5セミナー室
  • プログラム
       13:30 開会のあいさつ 森明子(国立民族学博物館)
       13:40 講演 アルブレヒト・レーマン(ハンブルグ大学終身教授)
       15:15 コメント 岩槻邦男(兵庫県立人と自然の博物館館長、東京大学名誉教授)
       15:40 質疑応答・司会 岩本通弥(日本民俗学会、東京大学)
  • 言語:講演はドイツ語(日本語字幕を放送)*コメント・質疑応答は通訳あり
  • 参加:入場無料/事前申込必要
  • 事前申込方法
    Eメールで、「9月25日講演参加希望」、住所、電話番号、氏名(フリガナ)をご記入のうえ、fsj.sympo2010@gmail.comまでお申し込みください(先着順)。
    ※★を@に置き換えて送信ください

プロフィール

アルブレヒト・レーマン(Albrecht Lehmann)氏
[img]

1939年生まれ。ドイツ・ハンブルグ大学終身教授。レーマン氏は語りや自伝の収集を通じ、戦争引き揚げ者・自然環境・労働者などの主題に取り組んできました。
著書に『ある労働者村の生活』、『語りの構造とライフコース-人生・自伝研究』、『心ならずも異国を棲家として-1945-1990年西ドイツの難民と故郷追放者』、『人間と樹木―ドイツ人とその森』、『経験について話すということ-語りの文化科学的意識分析』など。このうち『人間と樹木』は、『森のフォークロア-ドイツ人の自然観と森林文化』(法政大学出版局)として邦訳出版されています。

篠原徹 氏

1945年生まれ。京都大学理学部植物学科卒業、京都大学文学部史学科考古学専攻卒業、岡山理科大学助手・助教授、国立歴史民俗博物館助教授・教授・副館長を経て、琵琶湖博物館館長。専門は民俗学・生態人類学で、人と自然とのかかわりを人間側からの視点で追求。
著書に『海と山の民俗自然誌』(吉川弘文館)、『自然を生きる技術』(吉川弘文館)など。

岩槻邦男 氏

1934年生まれ。京都大学理学部植物学科卒業、同大学院博士課程修了。京都大学教授、東京大学教授(および同附属植物園長)、立教大学教授を経て、兵庫県立人と自然の博物館館長。専門は植物学、特に植物分類学で、主にシダ植物を対象として研究。
著書に『生命系-生物多様性の新しい考え』(岩波書店)、『文明が育てた植物たち』(東京大学出版会)など

 

■関連イベント

(1)日本民俗学会国際シンポジウム
「オーラルヒストリーと〈語り〉のアーカイブ化に向けて―文化人類学・社会学・歴史学との対話」
   日時:2010年9月20日(月・祝)13:00~17:40
   会場:成城大学3号館
   登壇者:アルブレヒト・レーマン(ハンブルグ大学)、カリン・ヘッセ(ハンブルグ大学)、
   小林多寿子(一橋大学)、太田出(兵庫県立大学)、佐藤仁史(一橋大学)、山田厳子(弘前大学)、
   原山浩介(国立歴史民俗博物館)

(2)関西学院大学シンポジウム
「〈語り〉研究の最前線―日常・経験・意識をめぐる方法」
   日時:2010年9月26日(日)13:00~16:40
   会場:関西学院大学西宮上ヶ原キャンパスG号館
   基調レクチャー:アルブレヒト・レーマン
   コメンテーター:田中きく代、ハンス・P・リーダバッハ、池埜聡、カリン・ヘッセ、八木康幸、島村恭則

詳細は日本民俗学会ホームページをご覧ください。