国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。
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研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ

2017年10月3日(火)~10月4日(水)
国際ワークショップ「博物館資料とソースコミュニティとの『再会』の地元教育現場への展開 ――米国先住民ホピの七〇年間にわたる銀細工制作を事例として」

  • 日時:2017年10月3日(火)~10月4日(水)
  • 場所:北アリゾナ博物館
  • 言語:英語
  • 主催:
    日本学術振興会科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)「日本国内の民族学博物館資料を用いた知の共有と継承に関する文化人類学的研究(国際共同研究強化)」(研究課題番号:15KK0069、研究代表者:(伊藤敦規
    北アリゾナ博物館
  • 共催:
    ニューメキシコ州立大学附属博物館
    人間文化研究機構基幹研究プロジェクト(国立民族学博物館「人類の文化資源に関するフォーラム型情報ミュージアムの構築」開発型プロジェクト「北米先住民製民族誌資料の文化人類学的ドキュメンテーションと共有」)
  • 連絡先::e-mail:ito★idc.minpaku.ac.jp
          ※★を@に置き換えて送信ください。

科研費 人間文化研究機構基幹研究プロジェクト

 

趣旨

本ワークショップでは、これまで約70年間にわたって米国先住民ホピが制作してきた銀細工(重ね合わせ技法)に注目し、プロの先住民アーティストが若手の先住民アーティストに対して作品作りの技や心がけを共有・継承させる環境を提供する。インストラクターを務める先住民アーティストは、作品を構成する主な要素である、「素材」、「道具」、「技法」、「意匠」、「物語」、「言語」、「教育環境」、「市場」などに特に関心を払いながら、自身の経験だけでなく博物館が収蔵するモノ資料や研究者の見解も参照しつつ、生徒への指導を展開する。
ワークショップの開催機関である北アリゾナ博物館は、今日ホピの銀細工の代名詞ともなっている「重ね合わせ技法」の創出に関与した歴史的経緯があり、そのため当時のモノ資料や古写真などのアーカイブ資料を多数所蔵している。そうした資料約500点については、今回インストラクターを務めるアーティストが、2015年7月と12月に熟覧してコメントを残しており、その様子は全て映像記録済みである。ワークショップ参加者には、ホピのインストラクターと生徒、ホピの銀細工を専門とする文化人類学者、意匠としてしばしば利用されるミンブリス遺跡出土土器を専門とする考古学者、博物館学芸員などであり、適時専門的知識を提供する。さらに、この数年間で実施した北アリゾナ博物館や他館が収蔵するホピ製銀細工資料の熟覧映像を視聴できる設備も設ける。こうした教育環境を提供することにより、博物館資料とソースコミュニティとの「再会」やそのアーカイブ記録が、地元の伝統文化の継承や展開にいかに貢献可能なのかを検証するとともに、ソースコミュニティと収蔵機関双方にとっての「再会」に関するアーカイブの利活用に関する課題を明らかにする。

 

プログラム

☆10月3日(火)
10:00 - 17:00 会場:北アリゾナ博物館(フラッグスタッフ)
☆10月4日(水)
9:00 - 16:00 会場:北アリゾナ博物館(フラッグスタッフ)