国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。
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研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ

2017年10月7日(土)~2017年10月8日(日)
学術潮流フォーラムⅠ 人類基礎理論研究部・国際シンポジウム「変容する世界のなかでの文化遺産の保存」

  • 日程:2017年10月7日(土)、8日(日)
  • 場所:国立民族学博物館 第4セミナー室(本館2F)
  • 使用言語:日本語、英語 ※日英同時通訳あり
  • 企画:国立民族学博物館 人類基礎理論研究部
       国立民族学博物館共同研究「博物館における持続可能な資料管理および環境整備――保存科学の視点から」
  • 主催:国立民族学博物館
  • 共催:科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)『学術研究支援基盤形成』「地域研究に関する学術写真・動画資料情報の統合と高度化
  • 申し込み先・お問い合わせ
    締切日:2017年8月30日(水)厳守
    宛先:E-mail:preservation2017●idc.minpaku.ac.jp(●を@に置き換えてください)
       Fax:06-6878-7503
 

趣旨

文化遺産の保存は、社会的や文化的な要因のみならず、自然環境や技術的背景からも影響を受けます。過去30年間、私たちの社会は大きく変容し、文化遺産の世界も新しい変化に直面してきました。本シンポジウムでは、保存の分野に大きな影響をあたえた二つの変化に着目します。ひとつは、世界規模での環境の変化です。これにより、保存のあらゆる側面において「持続可能である」ということが重要視されるようになりました。もうひとつは、アナログからデジタル世界への移行という、媒体の変化です。
シンポジウムは、北米、ヨーロッパ、そして日本の研究者による、持続可能な保存環境整備、総合的有害生物管理(IPM)、長期的視点での保存技術、画像の学術的・社会的活用、これらに関わる事例研究およびフィールドで得られた経験をもとにした発表で構成されます。
本シンポジウムにより、基礎的かつ実践的な研究成果に加えて、変容する現代社会における文化遺産の保存と活用の意義が再考され、新たな展開が期待されます。
なお、シンポジウムには、国立民族学博物館のバックヤード見学、展示場見学、展示における画像活用に関するさまざまなプロジェクトの説明が含まれます。

 

プログラム

10月7日(土) 総合司会:出口正之(国立民族学博物館)
10:00 - 受付開始
10:30 - 10:40 挨拶
吉田憲司(国立民族学博物館長)
10:40 - 11:00 趣旨説明
園田直子(国立民族学博物館)
セッション1 環境の変化
  司会:Bertrand Lavédrine(国立保存研究所・国立自然史博物館)[フランス](国立民族学博物館外国人研究員)

基調講演
11:00 - 11:40 「持続可能な保存の理論と実践」
Jim Reilly(イメージ・パーマネント・インスティチュート ロチェスター)[アメリカ合衆国]
11:40 - 12:00 質疑応答
12:00 - 13:00 昼食
新しい時代の博物館
13:00 - 13:25 「21世紀の環境ニーズに適合してつくられた九州国立博物館」
本田光子(九州国立博物館)
13:25 - 13:50 「国立民族学博物館における環境にやさしい資料管理」
園田直子(国立民族学博物館)
13:50 - 14:00 質疑応答
14:00 - 14:15 休憩
持続可能な保存にむけた取り組み
14:15 - 14:40 「ラオス、ルアンプラバンでの写真資料の保存:地域で入手可能な材料を用いて」
Martin Jürgens(王立美術館、アムステルダム)[オランダ]
14:40 - 15:05 「小規模な博物館等施設で活用できる化学薬剤を用いない可動式殺虫処理」
日高真吾(国立民族学博物館)
15:05 - 15:15 質疑応答
15:15 - 15:30 休憩
館内見学
15:30 - 17:00 資料保存バックヤード
園田直子日高真吾(国立民族学博物館)
和髙智美(文化創造巧芸)
河村友佳子(河村文化財保存・環境リサーチ)
橋本沙知(橋本文化財企画)
開館40周年記念特別展「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」
懇親会
17:30 - 司会:吉岡乾(国立民族学博物館)
 
10月8日(日) 総合司会:出口正之(国立民族学博物館)
セッション2 媒体の変化
  司会:園田直子(国立民族学博物館)

基調講演
9:30 - 10:10 「写真コンサベータの役割の変化」
Nora Kennedy(メトロポリタン美術館、ニューヨーク)[アメリカ合衆国]
10:10 - 10:30 質疑応答
10:30 - 10:45 休憩
画像保存の新たな展開
10:45 - 11:10 「デジタル時代の画像と保存」
Bertrand Lavédrine(国立保存研究所・国立自然史博物館)[フランス](国立民族学博物館外国人研究員)
11:10 - 11:35 「アナログフィルムによるデジタル映画・映像の保存」
大関勝久(東京国立近代美術館フィルムセンター)
11:35 - 11:45 質疑応答
11:45 - 12:50 昼食
画像の活用と共同利用
12:50 - 13:15 「日本アニメーション映画クラシックスの構築と発信」
丸川雄三(国立民族学博物館)
13:15 - 13:40 「アーカイブ映像の創造的活用にむけて」
川瀬慈(国立民族学博物館)
13:40 - 14:05 「20世紀の写真を対象とした学術画像プラットホーム」
飯田卓(国立民族学博物館)
14:05 - 14:15 質疑応答
14:15 - 14:30 休憩
国立民族学博物館の展示における画像
14:30 - 15:30 横山廣子山本泰則福岡正太菊澤律子(国立民族学博物館)
総合討論
  司会:園田直子(国立民族学博物館)
15:30 - 16:30 発表者全員