国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ

2013年11月20日(水) ~11月22日(金)
平成25年度みんぱく若手研究者奨励セミナー「アートを考える――人類学からのアプローチ」

チラシダウンロード[PDF:272KB]
  • 会期:2013年11月20日(水)~11月22日(金)
  • 場所:国立民族学博物館 第6セミナー室(本館2F)
 

最優秀発表者の決定について

2013年11月20日から11月22日にかけて、今年度で5回目となる「みんぱく若手研究者奨励セミナー」を開催しました。「アートを考える――人類学からのアプローチ」をテーマにした今回のセミナーでは、本館教員による機関研究の紹介に続いて、受講者による研究発表が行なわれました。また、本館の共同利用制度と、図書室・収蔵庫などの施設の紹介も合わせて実施しました。なお、「第5回みんぱく若手セミナー賞」は、下記の方に授与しました。

[みんぱく若手セミナー賞]
 緒方しらべ(総合研究大学院大学博士課程)
[発表タイトル]
 「アフリカ美術とつくり手の実践――ナイジェリア地方都市の『アーティスト』の 事例から」
 発表要旨[PDF:53KB]→

 ヘイリー・マクラーレン(一橋大学博士課程)
[発表タイトル]
 「『生きているアート』――彫り物の『アート』とエージェンシー」
 発表要旨[PDF:52KB]→

[img]

プログラム

11月20日(水)
10:00 ~10:15 開会挨拶 久保正敏(国立民族学博物館副館長)
10:15 ~10:30 趣旨説明 丹羽典生(国立民族学博物館准教授)
教員発表 司会:丹羽典生(国立民族学博物館准教授) 
10:30 ~11:30 吉田憲司(国立民族学博物館教授)
「アートと人類学のあいだ」
11:30~12:30 飯田卓(国立民族学博物館准教授)
「くらしに伝わる技の遺産化:マダガスカルの事例より」
◇セッション1 司会:吉田ゆか子(国立民族学博物館機関研究員) 
13:30~14:20 伏木香織(大正大学非常勤講師)
「Heritageの形成――シンガポールの南音に見る人と音の移動が紡ぐ文化遺産としてのパブリック・メモリー」
発表要旨[PDF:59KB]→
14:20~15:10 古沢ゆりあ(総合研究大学院大学博士課程)
「フィリピンの聖母崇敬と聖画像の現地化」
発表要旨[PDF:57KB]→
◇セッション2 司会:浜田明範(国立民族学博物館機関研究員)
15:30~16:20 緒方しらべ(総合研究大学院大学博士課程)
「アフリカ美術とつくり手の実践――ナイジェリア地方都市の『アーティスト』の事例から」
発表要旨[PDF:53KB]→
16:20~17:10 山越英嗣(早稲田大学博士課程)
「<伝統>をメンテナンスする――メキシコ・オアハカ市の芸術家集団ASAROによるストリートアートを用いた実践」
発表要旨[PDF:51KB]→
11月21日(木)
10:30~12:30 「カムイノミ」見学 & 展示場見学
◇セッション3 司会:山本睦(国立民族学博物館機関研究員) 
13:30~14:20 吉田優貴(東京女子大学非常勤講師)
「『芸術』としてのアートから、『くらしのわざ』としてのアーツへ――我々はなぜ、ケニアの聾の子供のダンスに魅惑されるのか?」
発表要旨[PDF:54KB]→
14:20~15:10 左地(野呂)亮子(筑波大学博士特別研究員)
「住まうことのアート――マヌーシュのキャラヴァン居住を事例に」
発表要旨[PDF:65KB]→
◇セッション4 司会:河合洋尚(国立民族学博物館助教
15:30~16:20 ヘイリー・マクラーレン(一橋大学博士課程)
「『生きているアート』――彫り物の『アート』とエージェンシー」
発表要旨[PDF:52KB]→
16:20~17:10 阿部朋恒(首都大学東京博士課程)
「山地農耕民ハニの服飾をめぐる二つの審美的水準」
発表要旨[PDF:72KB]→
17:30~ 懇親会 第3セミナー室(2階)
11月22日(金)
◇総合討論10:30~12:00 司会:丹羽典生(国立民族学博物館准教授)
13:00~16:30 共同利用制度と施設の紹介、アンケートの記入
16:30~17:00 講評・表彰・閉会挨拶