国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

スタッフの紹介

南真木人
南真木人MINAMI Makito
学術資源研究開発センター・准教授
専門分野
  • 生態人類学・南アジア研究
各個研究
  • ネパールにおける移住労働の常態化と新型コロナウイルス感染拡大後の地域像
個人ホームページ

略歴

筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科中退。1991年より民博。

専門分野

生態人類学

研究のキーワード

南アジア、ネパール、日本、マガール人、ヴィシュワカルマ・カースト、チャンテャル人、在留ネパール人労働者、生態人類学

現在の研究課題

在日ネパール人労働者の共同体とメディアに関する研究

所属学会

日本文化人類学会、日本南アジア学会、生態人類学会

主要業績

2004
「『村人』にとっての都市的経験―ネパールの事例から」関根康正編『〈都市的なるもの〉の現在―文化人類学的考察』pp. 190-209、東京:東京大学出版会。
2003
「銅鍛冶カーストの近代と銅製水入れの系統分類―西ネパールの事例から」『国立民族学博物館研究報告』28(1): 1-38。
2002
「ネパール山地民マガールの藪林焼畑」寺嶋秀明・篠原徹編『エスノ・サイエンス』(講座生態人類学7)京都大学学術出版会、187-214頁.

館外活動(大学教育、社会活動等)

人間文化研究機構連携研究「湿潤アジアにおける『人と水』の総合的研究」班員、東京外国語大学アジア・アフリカ文化研究所共同研究員「社会文化動態の比較研究―北部南アジア」、科学研究費補助金(基盤研究(B)(1))「動物遺存体分析による西アジアのNeolithization(新石器化)過程の解明―家畜化の進行と遊牧の発生」研究分担者(京都大学)

代表者を務めた研究プロジェクト

経歴詳細

学歴
  • 弘前大学人文学部人文学科卒(1985)
  • 筑波大学大学院修士課程環境科学研究科修了(1989)
  • 筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科中退(1991)
職歴
  • 国立民族学博物館第三研究部助手(1991)
  • 国立民族学博物館民族社会研究部助手(1998)
  • 国立民族学博物館民族社会研究部助教授(2003)
学位

学術修士(筑波大学大学院修士課程環境科学研究科 1989)

研究詳細

在日ネパール人労働者の共同体とメディアに関する研究
関東及び東海地方とネパールの出身地域において、ネパール人非正規就労者の共同体(エスニック・ネットワーク)とエスニック・メディアについて調査する。とくに、ネパール人が日本へ出稼ぎに来るようになった契機とその後の動向を明らかにするため、ネパール移住史と社会史、ネパール国内法の改正などの連関を研究する。

 

  1. 在留ネパール人労働者の日本での活動と、帰国者をかかえる本国コミュニティの文化変化に関心をもつ。滞在が長期化するにつれ、ネパール人労働者は出身民族を単位とする協会をつくり、相互扶助、親睦、本国との紐帯を強めている。超過滞在と非正規就労という不安定な処遇と生活基盤を自助し、かき消されやすい民族的アイデンティティを涵養するために、こうした協会の意義は大きい。研究では、日本での調査と帰国者コミュニティの調査を併行して進めている。
  2. ネパールの環境問題とローカルな持続的な資源利用の研究。焼畑をつくるマガール人の村落調査を継続的に実施し、ネパールの環境問題の普遍性と地域的な差異(多様性)及びその要因を明らかにする。政治的に利用されやすい環境荒廃の言説に指標を与えることを目指す。あわせて、マガール社会の変化を政策、民族文化復興運動、開発の語りを通じて明らかにする。

業績詳細

論文
2008
「マジとボテ――『川の民』と呼ばれる先住民」綾部恒雄監修、金基淑編『講座 世界の先住民族 ファースト・ピープルズの現在 3 南アジア』pp.279-297、明石書店
2008
「マガール――仏教への集団改宗をめざす先住民」綾部恒雄監修、金基淑編『講座 世界の先住民族 ファースト・ピープルズの現在 3 南アジア』pp.262-278、明石書店
2008
Overstaying Undocumented Workers on the Decrease in Japan: The Case of Nepali Immigrant Workers. In S. Yamashita, M. Minami, D. W. Haines and J. S. Eades (eds.) Transnational Migration in East Asia: Japan in a Comparative Focus (Senri Ethnological Reports 77), pp.89–99,Osaka: National Museum of Ethnology.
2007
From Tika to Kata?: Ethnic Movements among the Magars in an Age of Globalization. In H. Ishii, D. N. Gellner and K. Nawa (eds.) Social Dynamics in Northern South Asia Vol.1: Nepalis Inside and Outside Nepal, pp.443–466,New Delhi: Manohar.
2007
「移住者ネットワークのいま(15)【ネパール】民族意識の覚醒と日本というフレーム」『M-ネット』97:20-21,移住労働者と連帯する全国ネットワーク
2007
「ネパールにおける水の"力"―カースト社会、マジ人を事例に」『人と水』2:11-14,(連携研究「人と水」研究連絡誌)人間文化研究機構。
2007
「ネパール人労働者の素顔」『日本で暮らす―移民の知恵と活力』(みんぱく公開講演会抄録)pp.3-6,国立民族学博物館。
2005
「海外情報型クイズ番組と人類学―『世界ウルルン滞在記』を事例として」飯田卓・原知章編『電子メディアを飼いならす』54-66、せりか書房。
2005
「カースト社会の『森の民』―マガール人の森林利用と鍛冶師カースト」池谷和信編『熱帯アジアの森の民―資源利用の環境人類学』179-220頁、人文書院。
2004
「『村人』にとっての都市的経験―ネパールの事例から」関根康正編『〈都市的なるもの〉の現在―文化人類学的考察』pp. 190-209、東京:東京大学出版会。
2003
「銅鍛冶カーストの近代と銅製水入れの系統分類―西ネパールの事例から」『国立民族学博物館研究報告』28(1): 1-38。
2003
「在留ネパール人労働者のエスニック・コミュニティとネットワーク」庄司博史・三島禎子編『国際移民の自存戦略とトランスナショナル・ネットワークの文化人類学的研究』平成12~14年度科学研究費補助金・基盤研究B(2)研究成果報告書、85-108頁.
2002
「ネパール山地民マガールの藪林焼畑」寺嶋秀明・篠原徹編『エスノ・サイエンス』(講座生態人類学7)京都大学学術出版会、187-214頁.
2000
「ネパール編」『アジア諸国における開発水準と生活の豊かさ(QOL)、環境リスク認知・行動に関する研究』兜真徳編、国立環境研究所、38-76頁
1999
「南アジアの舞台裏:ネパールとパキスタンの動向」『民博通信』85号、国立民族学博物館、106-112頁
1999
「『開発』から生まれる文化」『文化の生産』田村克己編、ドメス出版、188-203頁 
1998
「ネパールにおける職業カーストの分布と銅鍛冶業の展開:山地ヒンドゥー職人とネワール職人の関係」『アジア文化研究別冊8:アジアの金属職人文化と近代化』国際基督教大学アジア文化研究所、43-69頁
1997
「開発一元論と文化相対主義:ネパールの近代化をめぐって」『民族学研究』62巻2号、pp.227-243
1995
「ハーバード大学人類学部ピーボディー考古学・民族学博物館の展示替え」『民博通信』69号、国立民族学博物館、75-80頁 
1994
「内タライにおける地場産業:定期市からレンガ工場まで」『NEPAL STUDY SERIES』No.2、社団法人日本ネパール協会
1994
「魚毒漁の社会生態:ネパール丘陵地帯におけるマガールの事例から」『国立民族学博物館研究報告』18巻3号、pp.375-407
1993
「丸木舟収集記:川からみる陸の世界」『民博通信』61号、国立民族学博物館、66-78頁
1992
「ネパールにおける『文化の垂直構造論』展望」『民博通信』57号、国立民族学博物館、47-62頁
1991
「内タライにおける地場産業:定期市からレンガ工場まで」『ネパールにおける中小企業と家内産業の実態調査』社団法人日本ネパール協会、113-130頁
1990
「西部ネパールにおけるマガールの生計活動と生産共同」『アジア・アフリカ言語文化研究』39号、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、pp.29-68
その他
2008
(With S. Yamashita and D. W. Haines)Transnational Migration in East Asia: Japan in Comparative Focus. International Symposium, 31 May–1 June, 2007. Minpaku Anthropology Newsletter 25: 30–31.
2008
「政治の暦から暦の政治へ――ネパールのビクラム暦」『アジア遊学――特集カレンダー文化』106: 104-109、勉誠出版
2008
「ネパールの社会運動と留保制度の開始」『人権と部落問題』769: 30-38、部落問題研究所
2007
(With D. W. Haines and S. Yamashita)Transnational Migration in East Asia: Japan in Comparative Focus. International Migration Review 41 (4): 963–967.
2007
(With S. Yamashita and D. W. Haines)Conference Reports: Transnational Migration. Anthropology News 48 (6): 37–38.
2007
「パイオニア人類学者が撮影した現地写真の保存・公開――ネパール写真データベース」『民博通信』118: 22-23
2007
「水入れ(ガーグリ)」松園万亀雄監修『世界を集める――研究者の選んだみんぱくコレクション』pp.66-67
2007
「<図書紹介>小倉清子著『ネパール王制解体――国王と民衆の確執が生んだマオイスト』」『社団法人日本ネパール協会会報』202: 15
2007
「都市(9) 観光都市ならではの稼ぎ」『毎日新聞』11月28日(夕刊)
2007
「もてなしのかたち(6) 塩茶とバター」『毎日新聞』1月31日(夕刊)
2007
「変わるネパール、変わらないネパール」『季刊民族学』119:44(特集 河口慧海の道),千里文化財団
2006
「ネパールのプリント更紗」『みんぱくe-news』64
2006
「日本のなかのブラックボックス」『月刊みんぱく』30(10):16-17,千里文化財団。
2006
「ネパールにもたらされたプリント更紗」吉本忍編『更紗今昔物語―ジャワから世界へ』pp.102-103,千里文化財団
2006
「<書評>陳天璽著『無国籍』」『民博通信』113:25,国立民族学博物館
2006
「遊びと仕事の遠近」『月刊みんぱく』30(5):2-3,千里文化財団。
2006
「ネパール」MCDプロジェクト編『国際理解に役立つ民族衣装絵事典―装いの文化をたずねてみよう』18-21頁、PHP研究所。
2006
「伝統芸能最前線(6) 掛け合い歌」『毎日新聞(夕刊)』2面、毎日新聞大阪本社。
2006
「ネパール ― 一年の計はダサインにあり」『月刊みんぱく』30(1): 9、千里文化財団。
2005
<企画展パンフレット>『模型で世界旅行―いろんな国の〈私の風景〉』国立民族学博物館
2005
(本郷一美との共著)「ヤイラで過ごすトルコの夏」『季刊民族学』113号、3-25頁、千里文化財団。
2005
「(24) 『邪視』への防衛策」『イグザミナ』219:96、株式会社イグザミナ。
2005
「(23) 『裸の王様』の行方」『イグザミナ』218:96、株式会社イグザミナ。
2005
「スワヤンブー寺院模型」『月刊みんぱく』29(10): 11、千里文化財団。
2005
「(22) サーッタレ・ダルバール王宮」『イグザミナ』217:96、株式会社イグザミナ。
2005
「クルター・スルワールの流行とその含意―ネパールのファッション」杉本良男・三尾稔編『装うインド―インド サリーの世界』98-99頁、千里文化財団。
2005
「(21) 英国に行って思い出したこと」『イグザミナ』216:96、株式会社イグザミナ。
2005
「(20) 外国人労働者から考える日本」『イグザミナ』215:96、株式会社イグザミナ。
2005
「ネパール人の日本―越境する民族とカースト」『産経新聞(夕刊)』7面、産業経済新聞大阪本社。
2005
「(19) ネパール料理の隠れた味」『イグザミナ』214:96、株式会社イグザミナ。
2005
「(18) 綿織物ダカの魅力」『イグザミナ』213:96、株式会社イグザミナ。
2005
「マガール民族楽器のいのち」『月刊みんぱく』29(6):20-21、千里文化財団。
2005
「あるネパール人の日本経験」『月刊みんぱく』29(5):14、千里文化財団。
2005
「(17) 変わるネパールと変わらぬネパール―グローバル化した世界に暮らす 国王親政と国際社会」『イグザミナ』212:96、株式会社イグザミナ。
2005
「(16) 最高の国王か、最後の国王か?」『イグザミナ』211,96,株式会社イグザミナ。
2005
「(15) ダージリンのネパール系インド人」『イグザミナ』210,96,株式会社イグザミナ。
2005
「(14) 一神教と多神教」『イグザミナ』209,96,株式会社イグザミナ。
2005
「(13) 収容、そして退去強制」『イグザミナ』208,96,株式会社イグザミナ。
2004
<インタビュー> Thapa, A. Singh, Scud to Become Nepal Encyclopedia: Makito Minami. Nepal’s Well-Wishers in Japan: A Short Biography (Japanese Well-Wishers to Nepal), pp.102–115. Kathmandu: Miteri Manch Nepal.
2004
「<書評>前川啓治著『グローカリゼーションの人類学―国際文化・開発・移民』」『文化人類学』69(2),318-322。
2004
「ネパール語」石井米雄・千野栄一編『世界のことば・出会いの表現辞典』18,42-349,384-385,三省堂。
2004
「ネパール・マガール人の〈嗜好品的なるもの〉」高田公理・栗田靖之・CDI編『嗜好品の文化人類学』(講談社選書メチエ296)198-207,講談社。
2004
「(12) 台頭しはじめたNRN」『イグザミナ』207,96,株式会社イグザミナ。
2004
「(11) 人質まで値踏みされる不条理」『イグザミナ』206,96,株式会社イグザミナ。
2004
「マニ車」『朝日小学生新聞』(朝小ミニ図鑑:世界の道具)1面,朝日学生新聞社。
2004
「(10) 日本のなかのネパール人労働者」『イグザミナ』205,96,株式会社イグザミナ。
2004
「(9) 行方不明のジャーナリスト」『イグザミナ』204,96,株式会社イグザミナ。
2004
「(8) マオイストの反乱にゆれるネパール」『イグザミナ』203,96,株式会社イグザミナ。
2004
「(7) 香港に暮らすネパール人」『イグザミナ』202,96,株式会社イグザミナ。
2004
Transborder Anthropology: International Symposium March 18–20, 2004. Minpaku Anthropology Newsletter 18: 14–15.
2004
Byproducts of the International Cooperation Seminar on Museology. Newsletter for the Minpaku Seminar on Museology. 2004: 9–11.
2004
「(6)『テーマパーク国家』ブータン」『イグザミナ』201:96、株式会社イグザミナ
2004
「(5)『民族』の復興とある運動家の挫折」『イグザミナ』200:96、株式会社イグザミナ
2004
「(4)マスターブロの死」『イグザミナ』199:96、株式会社イグザミナ。
2004
「(3)ブルネイのネパール人『グルカ兵』」『イグザミナ』198:96、株式会社イグザミナ。
2004
「(2)カースト社会と日本人」『イグザミナ』197:96、株式会社イグザミナ。
2003
「変わるネパールと変わらぬネパール―グローバル化した世界に暮らす(1)チャンティヤル人の村で交わされる日本語ジョーク」『イグザミナ』196:96、株式会社イグザミナ。
2003
「理想の社会空間を求めて―国家を超越するネパール人労働移民」『民博通信』103: 7-9、国立民族学博物館。
2003
「ブタ【ネパール】」月刊みんぱく編集部編『世界民族博物誌』pp.204-20、八坂書房。
2003
「民族ないし先住民運動とマオイスト問題マガールの事例から」『会報』179: 10-11、社団法人日本ネパール協会。
2003
「『キャラバン』をみる-『歩く』ことから学ぶ人びと」『月刊みんぱく』27巻4号、千里文化財団、14-16頁.
2003
「コメント」近藤雅樹編『日用品の20世紀』(20世紀における諸民族文化の伝統と変容8)ドメス出版、89-91頁.
2003
The Start of the Nepal National Ethnographic Museum. In K. Tamura et.al (eds.) Newsletter for the Minpaku Seminar on Museology 2002, 2003: 13–17.
2003
「ネパールにおけるブータン難民問題はどうなるのか」「月刊みんぱく」編集部編『キーワードで読みとく世界の紛争』河出書房新社、88-91頁.
2003
「強権発動、新内閣のゆくえ」『月刊みんぱく』27巻1号、千里文化財団、13頁
2002
「ネパール新内閣-勅令で発足・瀬戸際の船出」『読売新聞(夕刊)』(みんぱく地球通信)、読売新聞大阪本社、8面. 
2002
「《書評》鹿野勝彦『シェルパ-ヒマラヤ高地民の20世紀』」『南アジア研究』14号、176-183頁.
2002
「住民の環境意識と景観にみる環境利用-ネパールの事例」『日本地理学会発表要旨集』62、22頁.
2002
「ヒマラヤの包む文化-ネパールの『たすき掛け布』」国立民族学博物館編『世界大風呂敷展図録』千里文化財団、119-120頁.
2002
「ネパール-民族衣装の宝庫」久保正敏・高橋晴子編『田中千代コレクション-世界の民族服と日本の洋装100年』(みんぱく発見7)、千里文化財団、42-44頁
2002
「ネパールの竹製品」『月刊みんぱく』26巻7号、千里文化財団、10-12頁
2002
「誰が山に登るのか-ヒマラヤ登山と観光」『まほら』32号、旅の文化研究所、20-21頁
2002
「《表紙写真の説明》ネパールの現代美術『文化的な身体』」『月刊みんぱく』26巻5号、千里文化財団
2002
「暮らしの中の環境意識:ネパールの村々から」『季刊民族学』99号:千里文化財団、73-89頁。
2001
「ぼくは村の『神さま係』(世界のこども夢気球)」『毎日新聞(夕刊)』3面、毎日新聞大阪本社
2001
「ネパールの乳製品加工とグルロ」『民藝』585号、日本民藝協会、8-13頁
2000
「『収集』という双六ゲーム」『月刊みんぱく』24巻5号、千里文化財団、13頁
2000
「マガルの焼畑農耕」『ネパールを知るための60章』社団法人日本ネパール協会編、明石書店、195-198頁
2000
「カミ」、「グルン」、「タルー」、「マガル」『世界民族事典』綾部恒雄監修、弘文堂、170頁、238頁、384頁、631頁
2000
「ガネシュ・マン・グルンさん」『民博通信』87号、国立民族学博物館、62-63頁
1999
「強い曜日:ネパール語3」『the Communicator』137号、社団法人日本外交協会、4頁
1999
「観光客専用の言葉:ネパール語2」『the Communicator』136号、社団法人日本外交協会、4頁
1999
「なじみやすい語順:ネパール語1」『the Communicator』135号、社団法人日本外交協会、4頁
1999
「インドの脱漏細工」『月刊みんぱく』23巻3号、千里文化財団、12-13頁
1999
「Karan, Pradyumna P. and Ishii Hiroshi, Nepal: A Himalayan Kingdom in Transition《新刊紹介》」『南アジア研究』11号、193-195頁
1999
「ネパール語」『世界のことば100語辞典(アジア編)』石井米雄・千野栄一編、三省堂、16頁、26-227頁、248-249頁
1998
「西ネパールにククリをもとめて」『月刊みんぱく』23巻6号、千里文化財団、15-17頁
1998
「職人文化の継承《パネルディスカッション》」、「監訳者あとがき」『アジア文化研究別冊8:アジアの金属職人文化と近代化』国際基督教大学アジア文化研究所、131-150頁、260-261頁
1997
「汽車で旅するインド」『月刊みんぱく』21巻9号、千里文化財団、12-13頁
1997
「盤上ゲームとしてのキャロム」『カロムロード(淡海文庫10)』杉原正樹編、サンライズ印刷出版部、131-158頁
1997
「マガルの村の暮らし:村の仕事」、「マガルの家屋」、「「ビカス」をめぐって:文化と開発」『アジア読本ネパール』石井溥編、河出書房新社、169-175頁、217-218頁、316-321頁
1996
「家畜の装具:(ヤクとゾ)みずからの毛を使ったひも、マット、袋」『季刊民族学』78号、千里文化財団、63-64頁
1996
「子どもの遊び:マガール」『九電だより』475号、九州電力株式会社広報部、7-8頁
1996
「ネパールの原風景、中間山地帯:マガールの生活と文化」『ヒマラヤ名峰辞典』薬師義美・雁部貞夫編、平凡社、302-306頁
1996
「魚殺しのテクニック:魚毒漁」『週間朝日百科:植物の世界』96号、朝日新聞社、242-246頁.
1996
「腐りかけのブタ肉:ネパール」『月刊養豚界』31巻1号、チクサン出版社、56-57頁
1995
「ネパールの計量器」『月刊みんぱく』19巻10号、千里文化財団、12-13頁
1995
「人と人を結ぶブタ:ネパール・マガール」『月刊養豚界』30巻8号、チクサン出版社、66-67頁
1995
「病気治療師としての鍛冶師」『月刊みんぱく』19巻6号、千里文化財団、15-17頁
1995
「グルカ」松原正毅・NIRA編『世界民族問題事典』平凡社、372頁
1994
「ブタ」『月刊みんぱく』18巻9号、千里文化財団、20-21頁
1994
「聖なる小宇宙:ネパール、カトマンズのハヌマンドカ旧王宮博物館」『月刊みんぱく』18巻1号、千里文化財団、14頁
1994
「マガールの魚毒漁」『季刊民族学』69号、千里文化財団、6-17頁
1993
「採油道具:(ネパール)木製の人力、コルの力学的構造が油をうみだす」『季刊民族学』64号、千里文化財団、64-65頁
1992
「森のバター:インディアン・バター・ツリー」『木の実の文化誌(朝日選書459)』松山利夫・山本紀夫編、朝日新聞社、91-92頁
1991
「グルカ兵の故郷」『月刊みんぱく』15巻12号、千里文化財団、15-17頁 
1991
「橋:(ネパール)木・竹・鉄の橋がみせる"顔"」『季刊民族学』57号、千里文化財団、48-49頁 
口頭発表等
2008
みんぱくウィークエンド・サロン「2064年のネパール」(2008.1.13)
2008
「非正規滞在ネパール人の社会運動」第6回アジア移民研究会、慶應義塾大学文学部アジア移民研究会主催、慶應義塾大学三田キャンパス第3校舎(2008.1.12)
2007
「ネパールの鍛冶職人とカースト制」第17回フォーラム講演会「鉄――人と道具とその技術(3)」(社)日本鉄鋼協会、社会鉄鋼工学部会「鉄の歴史――その技術と文化」フォーラム主催、千葉工業大学津田沼キャンパス7号館(2007.11.10)
2007
「ネパールの人びとと暮らし――内と外」特別講演会、特定非営利活動法人ヒマラヤ保全協会主催、環境パートナーシップオフィス会議室(2007.7.7)
2007
“Overstaying Undocumented Workers on the Decrease in Japan: A Case of Nepalese Immigrant Workers.” 国際シンポジウム Transnational Migration in East Asia: Japan in Comparative Fouces.「東アジアにおけるトランスナショナルな移住――比較の視点から見た日本」(2007.5.31~6.1)
2007
実行委員及び口頭発表「ネパール人移住労働者の形態変化」機関研究「トランスボーダーの人類学」国際シンポジウム『移民とともに変わる地域と国家』(2007.3.26-28)
2007
「ネパール人労働者の素顔」開館30周年記念事業みんぱく公開講演会『日本で暮らす―移民の知恵と活力』国立民族学博物館・毎日新聞主催、オーバルホール(毎日新聞ビルB1)(2007.3.2)
2006
“System and Factors to Maintain khoriya (Swidden) Cultivation: The Case of the Magars in Nawal-Parashi.” SASON International Conference, Social Sciences in A Multicultural World: Addressing the Persistence of Deprivation, Conflict and Violence, 11–13 December, Sociological/Anthropological Society of Nepal (SASON), Nepal: Patan Staff College.
2006
Comment, International Symposium on Development 2006. “Development Cooperation of Norway: University of Bergen, CHR. Michelsen Institute, and NGOs.”, 23–24 November.
2006
「問題提起及びマガール人にとってのマオイスト問題」第一回共同研究会『マオイスト運動の台頭と変動するネパール』(2007.11.11)
2006
「マガールの『村』と開発」フォーラム『ネパールの今日を知り、明日を考える』ネパールNGOネットワーク、川崎生涯教育センター(2006.7.22-23)
2006
「2005年ネパール・インド予備調査報告」人間文化研究機構連携研究『湿潤アジアにおける「人と水」の統合的研究』国際日本文化研究センター(2006.7.15)
2006
「世界に進出するマガール」国際交流基金『アジア理解講座「ネパールを知ろう」』日本教育会館(2006.2.13)
2005
「難民と先住民―ブターン難民問題の事例から」機関研究「トランスボーダーの人類学」2005年度第2回研究会、国立民族学博物館(2005.12.9)
2005
トーク・プログラム「デーヴィッド・フンメルとテウ‐チベット人―民族誌博物館における人類学の実践」ホーカン・ヴォルクィスト(国立民族誌博物館ストックホルム主任研究員)オーガナイザー(2005.11.29)
2005
「ネパールの近代化とマオイスト内乱」第1回Selective Modernity研究会『開発のなかの近代―モダニティ論の新たな展開に向けて』大阪大学人間科学部(2005.11.19)
2005
「ネパールの自然利用―水田・段々畑・山成畑・焼畑」共同研究『東アジアにおける多様な自然利用―水田農耕民と焼畑農耕民』国立歴史民俗博物館(2005.11.1)
2005
「サリーと呼ばれないサリー―インド隣国ネパールの事例」第330回みんぱくゼミナール(2005.10.15)
2005
“Magar Activists Inside and Outside Nepal.” Workshop on Activism and Civil Society in South Asia, with Special Reference to Nepal and Sri Lanka. 26–28 June, Oxford: Maison Francaise.
2005
Bhaskar Gautam氏発表へのコメンテーター『ネパールの平和に向けて―紛争と政変がもたらしたもの』特定非営利活動法人アジアボランティアセンター(AVC)(2005.3.26)
2004
「ヒンドゥー王国ネパールの宗教と民族運動」秋の公開講座『民族学への招待』芦屋市立公民館(2004.11.26)
2004
“From Tika to Kata: Ethnic Movement among the Magar in an Age of Globalization.”“The Dynamics in Northern South Asia.” 25–27 June, ILCAA (AA-ken) Workshop.
2004
“From Tika to Kata: Ethnic Movement among the Magar in an Age of Globalization.” ILCAA (AA-ken), 25–27 June, Workshop: Social Dynamics in Northern South Asia.
2004
南真木人・三島禎子「問題提起 トランスボーダーの人類学―その可能性をさぐって」、南真木人「移民と国境を超えた民族運動 acrobat」『国際シンポジウム トランスボーダーの人類学―その可能性をさぐって』(2004.3.18-20)
2004
公開研究フォーラム『イギリスの大学における人類学教育』オーガナイザー(2004.3.9)
2004
“The Dynamics of Social and Political Change in Nepal.”, 28–29 February, ILCAA (AA-ken) Workshop. ディスカサント。
2003
「民族ないし先住民運動とマオイスト問題―マガールの事例から」『北陸人類学研究会第89回例会(石川ネパール協会共催)』金沢大学サテライト・プラザ(2003.6.14)
2003
「ネパール中部、マガールの事例から」『国際山岳年クロージングシンポジウム 我らみな山の民』国際山岳年日本委員会・日本大学文理学部地理学科(2003.4.19-20)
2003
「社会改革と身体化されない都市的経験」『国際ボランティア入門講座第3回 ネパールの社会開発と文化的背景―多様な価値観・文化を尊重すること』特定非営利活動法人 アジアボランティアセンター(AVC)(2003.11.22)
2003
「解説・司会」『「殺りくの台地」上映と同映画監督による講演会』新領域開拓研究プロジェクト「トランス・ボーダー・コンフリクトの人類学的研究」第6回研究会.(2003.3.20)
2003
「問題提起-ブータン難民問題再考」『ブータン難民問題再考』新領域開拓研究プロジェクト「トランス・ボーダー・コンフリクトの人類学的研究」セミナー.(2003.2.14-15)
2002
「住民の環境意識と景観にみる環境利用-ネパールの事例」『シンポジウム-ヒマラヤ住民の生活世界と地域環境-生態・文化・開発-』日本地理学会2002年度秋季学術大会.(2002.9.27)
2002
講演及びコンサート「ヒマラヤン・マサラ・ミュージック-ネパールのポピュラー音楽」HEP Five学習塾 民博シリーズ(2002.9.10)
2002
コンサート「ネパールのポピュラー音楽-パンチャ・ラマとチョウタリ・バンド」(2002.4.27-28)
2002
「『現代ネパール文化の躍動』について」NPOアジアボランティアセンター・ネパール勉強会<ケレ?>春の特別企画2002.4.27)
2002
「在留ネパール人労働者と日本人」、国際シンポジウム「グローバル時代と内なる越境」。(2002.2.26-28)
2002
「在留ネパール人労働移民と音楽」国立民族学博物館・共同研究「南アジア音楽・芸術研究の再検討」(2002.1.13)
2001
「在留ネパール人労働移民の民族ネットワーク」広島大学・科研「ネパールの農業の持続性確立に関する基礎的研究」研究会(2001.11.19)
2001
「ネパールの食文化」宝塚市西公民館・宝塚市民カレッジ、民族学「アジアの食文化」コース(2001.7.27)
2001
「保護される森林と保護されない野生動物-ネパールの事例」国立民族学博物館みんぱくゼミナール『森林・野生動物・文化を考える-地域からのレポート』(2001.7.21)
2001
「日本の中のネパール-エスニック・ネットワークと民族運動」アジアボランティセンター・アジア地域理解セミナー(ネパール)(2001.7.17)
2001
「暮らしの中の環境意識-ネパールの村々から」国立民族学博物館友の会講演会(2001.6.2)
1999
「銅鍛冶職人と銅製水入れの系統」「パネルディスカッション:手仕事を通じてアジアとの共生」第24回ネパール研究学会(1999.7.17~18)
展示活動
2005
企画展「模型で世界旅行─いろんな国の〈私の風景〉」(2005.10.13~2006.2.28)
2002
地域テーマ展示「ネパールの現代美術-文化にいろどられる身体」(2002.4.4~5.31)