国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。
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スタッフの紹介

白川千尋
白川千尋SHIRAKAWA Chihiro
民族文化研究部・准教授
専門分野
  • 文化人類学・開発人類学
各個研究
  • 国際協力ボランティアに関する文化人類学的研究
個人ホームページ 
2013年4月より大阪大学大学院人間科学研究科基礎人間科学講座へ

略歴

総合研究大学院大学文化科学研究科地域文化学専攻修了後、日本学術振興会特別研究員、川崎医療福祉大学助教授、新潟大学助教授を経て、2005年10月より民博。

専門分野

文化人類学

現在の研究課題

  1. 呪術と科学の相互関係
  2. 国際協力・開発援助と文化人類学の関係

所属学会

日本文化人類学会、日本オセアニア学会

主要業績

2008
『人類学と国際保健医療協力』 明石書店(松園万亀雄、門司和彦との共編)
→明石書店 詳細ページ
2005
『南太平洋における土地・観光・文化 ─ 伝統文化は誰のものか』 明石書店
→明石書店 詳細ページ
2001
『カストム・メレシン-オセアニア民間医療の人類学的研究』 風響社
→風響社 詳細ページ

館外活動(大学教育、社会活動等)

  • 青年海外協力隊員(派遣先:ヴァヌアツ共和国保健省マラリア対策課、1991.4~1993.4)。
  • 世界保健機関(WHO)短期専門家(派遣先:サモア独立国、フィジー諸島共和国。両国でのWHOによるPacific Programme to Eliminate Lymphatic Filariasisへの参加。2001.9~10)。
  • 国際協力機構(JICA)短期専門家(派遣先:ミャンマー連邦。同国でのJICAによる主要感染症対策プロジェクト・マラリア対策への参加。2004.2~3、8~9、2006.1~2、2009.2)。

受賞歴

第1回日本オセアニア学会賞(2002.3)

代表者を務めた研究プロジェクト

経歴詳細

学歴
  • 筑波大学第一学群人文学類卒業(1990)
  • 筑波大学大学院環境科学研究科環境科学専攻修了(1994)
  • 総合研究大学院大学文化科学研究科地域文化学専攻修了(1998)
研究歴・職歴
  • 日本学術振興会特別研究員(1998.4-1999.3)
  • 川崎医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科助教授(1999.4-2001.3)
  • 新潟大学人文学部助教授(2001.4-2004.3)
  • 新潟大学人文社会・教育科学系助教授(2004.4-2005.9)
  • 国立民族学博物館先端人類科学研究部助教授(2005.10-2012.3)
  • 総合研究大学院大学文化科学研究科比較文化学専攻助教授(2006.4-現在)
  • 国立民族学博物館民族文化研究部准教授(2012.4-現在)
学位
  • 博士(文学)(総合研究大学院大学 1998)
    学位論文 『カストム・メレシン-ヴァヌアツ共和国トンゴア島民の民間医療および民間医療観の現代的位相』

業績詳細

著書
2005
『南太平洋における土地・観光・文化─伝統文化は誰のものか』 明石書店。 明石書店 詳細ページ
2001
『カストム・メレシン―オセアニア民間医療の人類学的研究』 風響社。 風響社 詳細ページ
編著書
2012
『呪術の人類学』 人文書院(川田牧人との共編)。人文書院 詳細ページ
2008
『人類学と国際保健医療協力』 明石書店(松園万亀雄、門司和彦との共編)。 明石書店 詳細ページ
論文
2012
「言葉・行為・呪術」 白川千尋・川田牧人編 『呪術の人類学』 人文書院 pp.9-45。
2011
「文化人類学と国際医療協力のつながり・へだたり-KAPサーベイをめぐって」 佐藤寛・藤掛洋子編 『開発援助と人類学-冷戦・蜜月・パートナーシップ』 明石書店 pp.84-103。
2009
「伝統医療と近代医療」 遠藤央・印東道子・梅崎昌裕・中澤港・窪田幸子・風間計博編 『オセアニア学』 京都大学学術出版会 pp.253-264。
2008
「ヴァヌアツ・トンゴア島民における言語使用の様相」 柴田佳子編 『ピジンとクレオールの世界-オセアニアとカリブの言語・文化』 神戸大学大学院国際文化学研究科異文化研究交流センター pp.27-34。
2008
「国際医療協力における文化人類学の二つの役割」 松園万亀雄・門司和彦・白川千尋編 『人類学と国際保健医療協力』 明石書店 pp.61-86。
2007
「ヴァヌアツにおける「先住民問題」とその史的背景」 綾部恒雄編 『講座世界の先住民族10-失われる文化・失われるアイデンティティ』 明石書店 pp.162-175。
2006
「「近代主義者」と邪術-ヴァヌアツ・トンゴア島民SDA信徒の邪術受容をめぐって」 杉本良男編 『国立民族学博物館調査報告62-キリスト教と文明化の人類学的研究』 国立民族学博物館 pp.113-129。
2006
「近くて遠い異界-ヴァヌアツ・トンゴア島民における異界とその住人をめぐる認識」 細田あや子・渡辺和子編 『異界の交錯(上巻)』 リトン pp.383-408。
2004
「日本のテレビ番組におけるメラネシア表象」 『文化人類学』 69(1):115-137。
2003
「儀礼の保有者、儀礼の在処-ヴァヌアツ・南部ペンテコストのナゴル儀礼と観光」 橋本和也・佐藤幸男編 『観光開発と文化-南からの問いかけ』 世界思想 社 pp.112-147。
2002
「ヴァヌアツ・ポートヴィラにおける「都市富裕者層」の位相」 塩田光喜編 『島々と階級-太平洋島嶼諸国における近代と不平等』 アジア経済研究所 pp.151-205。
2002
「ヴァヌアツにおける呪いと福音-長老派教会の福音伝道運動をめぐって」杉本良男編 『国立民族学博物館調査報告31-福音と文明化の人類学的研究』 国立民族学博物館 pp.271-291。
2002
「不在の名称-ヴァヌアツ・ポートヴィラにおける名乗りをめぐって」 『社会人類学年報』 28:55-78。
2002
「カストムにおける所有的側面-ヴァヌアツ・トンゴア島民の事例を中心に」 『地域研究論集』 4(1):87-107。
2002
「正体不明の霊-ヴァヌアツ・トンゴア社会の民間治療者における持続と変容」 河合利光編 『オセアニアの現在-持続と変容の民族誌』 人文書院 pp.186-209。
2001
「ナヴァカマティとしてのカストム-ヴァヌアツ・トンゴア島民におけるカス トムの様相」 『民族學研究』 66(2):203-22。
2001
「ヴァヌアツの都市における土地取得の条件-ポートヴィラ在住者の事例より」 塩田光喜編 『太平洋島嶼諸国における階層分化』 アジア経済研究所 pp.34-60。
2000
「ヴァヌアツ・トンゴア島民の病因論からみた都市-邪術の存在論との関連で」 熊谷圭知・塩田光喜編 『都市の誕生-太平洋島嶼諸国の都市化と社会変容』 アジア経済研究所 pp.183-217。
2000
「国際医療協力における文化人類学的分析をめぐる問題-ヴァヌアツの薬剤浸漬 蚊帳配布プロジェクトを事例として」『熱帯』 33:113-122。
1999
Dengue Fever Outbreak and the Place of Traditional Medicine among the People of Tongoa, Vanuatu. Man and Culture in Oceania 15: 45–64.
1999
「ヴァヌアツの都市における病因論の様相-ポートヴィラに居住するトンゴア島 民を対象として」 塩田光喜編 『太平洋島嶼諸国の都市化』 アジア経済研究所 pp.43-77。
1999
「収集された物と収集されなかった物-ニューブリテン島の収集物をめぐって」 石森秀三・林勲男編 『国立民族学博物館調査報告10-ジョージ・ブラウン・コレクションの研究』 国立民族学博物館 pp.77-93。
1998
「ヴァヌアツ・トンゴア社会における称号制度」『国立民族学博物館研究報告』 23(2):267-319
1998
「カヴァ・バーとワータ-ヴァヌアツ共和国トンゴア島民のカヴァ飲み慣行とロ ーカリティ認識の構図」 『民族學研究』 63(1):96-106。
1997
「ヴァヌアツにおける政治状況の現代的位相-マクロとミクロのレベルから」 『アジア経済』 38(1):25-47。
1996
「ある長老派教会エルダーの活動-ヴァヌアツにおけるメラネシアン・ウェイの様相」 『アジア経済』 37(2):63-77。
1995
「祭の推移と膠着状態-茨城県南部一集落の祭を事例として」 『日本民俗学』 203:143-164。
1995
「住民参加型マラリア対策の人類学的考察-ヴァヌアツ共和国の薬剤添付蚊帳配 布プロジェクトをめぐって」 『熱帯』28:145-154。
エッセイなど
2012
「旅・いろいろ地球人-伝統と電灯(5)電気のない島の電気」『毎日新聞大阪本社版夕刊』  2012年4月5日。
2011
「旅・いろいろ地球人-オセアニア探検(7)病気」『毎日新聞大阪本社版夕刊』 2011年8月25日。
2011
「ヴァヌアツのパワースポット」『月刊みんぱく』35(7):7。
2011
「旅・いろいろ地球人-特別な日の過ごし方(8)ラップラップ」『毎日新聞大阪本社版夕刊』 2011年1月26日。
2010
「コラム5-バンジージャンプの原型」、「レゲエと南太平洋-現代のポピュラー・ミュージック」、「秘境と楽園のイメージを超えて-現代における日本と南太平洋の関係」 吉岡政徳・石森大知編 『南太平洋を知るための58章-メラネシア・ポリネシア』 明石書店 pp.141-143, pp.281-284, pp.325-329。
2010
「旅・いろいろ地球人-お墓のはなし(5)死者はどこに」 『毎日新聞大阪本社版夕刊』 2010年9月1日。
2009
「ヴァヌアツのナゴル-豊作を祈願する命がけの農耕儀礼」 『月刊みんぱく』 33(6):20-21。
2009
「旅・いろいろ地球人-モノを見る目(4)ラオスの蚊帳」 『毎日新聞大阪本社版夕刊』 2009年4月22日。
2009
「半人半霊」、「「お持ち帰り」でもてなす」、「海上交易」 国立民族学博物館編 『旅・いろいろ地球人』 淡交社 p.51、p.111、p.138。
2009
「死霊像」 国立民族学博物館編 『茶の湯のものづくりと世界のわざ-千家十職×みんぱく』 河出書房新社 p.37。
2009
「World Watching from Laos-ルアンナムター蚊帳事情」 『みんぱくe-news』 92。
2008
「異文化を学ぶ-陸を越え海を渡ったモノ(4)芋の名は」 『毎日新聞大阪本社版夕刊』 2008年8月27日。
2008
「異文化を学ぶ-労働と宗教(3)畑仕事とキリスト教」 『毎日新聞大阪本社版夕刊』 2008年4月16日。
2008
「呪術が信じられている?」 『月刊みんぱく』 32(4):22-23。
2007
「フィールドワーク最前線(6)-バヌアツ/労働者徴集行為」 『福井新聞朝刊』 2007年12月20日。
2007
「オセアニア大航海展(下)-戦闘用カヌー横断面」 『朝日新聞大阪本社版朝刊』 2007年11月30日。
2007
「タノアを囲んで」 『月刊みんぱく』 31(9):11。
2007
「調査と展示の思い出の品」 「世界を集める」実行委員会編 『世界を集める-研究者の選んだみんぱくコレクション』 国立民族学博物館 pp.126-127。
2007
「異文化を学ぶ-海と人(1)海上交易」 『毎日新聞大阪本社版夕刊』 2007年6月6日。
2007
「World Watching from Noumea-ニューカレドニアの日本人観光客とヴァヌアツ人移民」 『みんぱくe-news』 71。
2007
「朝食に暮らしあり(7)-世界でいちばん幸せな国の朝食」 『季刊民族学』 120:60-61。
2007
「ヴァヌアツの日系の人々」 『まほら』 51:38-39。
2006
A Malaria Control Project and Anthropology in Myanmar. MINPAKU Anthropology Newsletter 23: 5–6.
2006
「異文化を学ぶ-もてなしのかたち(4)「お持ち帰り」でもてなす」 『毎日新聞大阪本社版夕刊』 2006年12月27日。
2006
「いくつものサッカー世界へ」 『季刊民族学』 117:32-33。
2006
「マラリア対策と文化人類学-各個研究:国際協力・開発援助と文化人類学の関係に関する研究」 『民博通信』 113:18-19。
2006
「テレビ番組のなかのヴァヌアツ」 『月刊みんぱく』 30(5):15。
2006
「ワールドウォッチング-バヌアツの伝統医療に対する評価」『クロスロード』 482:42。
2006
「異文化を学ぶ-あいまいさの文化(4)半人半霊」 『毎日新聞大阪本社版夕刊』 2006年1月4日。
2002
「マラリア対策から民間医療の世界へ-国際協力から始まったヴァヌアツとの10年」 『オセアニア』 68:6-9。
2002
「せかいのこども夢気球-バヌアツ」 『毎日新聞大阪本社版夕刊』 2002年8月17日。
2002
「知識の論理-ヴァヌアツ・トンゴア島民の事例より」 『アジ研ワールド・トレンド』 83:5-8。
2001
「ヴァヌアツ/トンゴア島の人々の水利用」 『アジ研ワールド・トレンド』 73:10-11。
1999
「ニューブリテン島」、「コラム『秘密結社』」、「伝統文化の新たな創造」 石森秀三編 『南太平洋の文化遺産-国立民族学博物館ジョージ・ブラウン・コレクション』 千里文化財団 pp.38-41, p.40, pp.79-80。
書評・新刊紹介
2004
「新刊紹介-山本真鳥・須藤健一・吉田集而編『JCAS連携研究成果報告6-オセアニアの国家統合と地域主義』」 『文化人類学』 69(3):483-484。
2003
「紹介-大木昌『病と癒しの文化史-東南アジアの医療と世界観』」 『アジア経済』 44(2):108。
2002
「橋本和也『キリスト教と植民地経験』」、「マーガレット・ミード『サモアの思春期』」 松田素二・川田牧人編 『エスノグラフィー・ガイドブック-現代世界を複眼でみる』 嵯峨野書院 pp.84-87, pp.110-113。
1999
「ほん-春日直樹編『オセアニア・オリエンタリズム』」 『民博通信』 86:32-38。
1997
Book Review: The Tree and the Canoe, by Joel Bonnemaison. Man and Culture in Oceania 13: 153–156.
事典項目
2009
「開発と参加」 日本文化人類学会編 『文化人類学事典』 丸善 pp.648-651。
2004
「白川千尋『カストム・メレシン』」、「カストム論」 小松和彦・田中雅一・谷泰 ・原毅彦・渡辺公三編 『文化人類学文献事典』 弘文堂 p.454, p.729.
2000
「アンバエ」、「アンブリム」、「エピ」、「エファテ」、「グナ」、「トンゴア」、「バ ンクス諸島」、「マレクラ」 綾部恒雄監修 『世界民族事典』 弘文堂 pp.62-63, p.63, pp.122-123, p.123, p.222, p.462, p.546, p.657.
学会発表
2007
「テレビのなかのメラネシア」 『日本建築学会建築計画委員会比較居住文化小委員会拡大委員会-メディアのなかの異文化』 2007年11月16日 建築会館。
2006
「医療協力における文化人類学の二つの役割?」 『第47回日本熱帯医学会・第21回日本国際保健医療学会合同大会シンポジウム-文化人類学は医療協力の役に立つのか?』 10月13日 長崎ブリックホール。
2006
「ヴァヌアツ・トンゴア島民SDA信徒における邪術の受容-「科学」と邪術の相互関係をめぐって」 『第40回日本文化人類学会研究大会』 6月3日 東京大学。
2006
「テレビ番組に現れたメラネシア観」 『第23回日本オセアニア学会研究大会石川栄吉記念シンポジウム-日本人のオセアニア観』 3月19日 立教大学。
2002
「国際保健の場における文化人類学の利得と代価」 『第17回日本国際保健医療 学会総会シンポジウム-国際保健と人類学の接点』 8月1日 神戸大学。
1999
「他者表象の政治性とカストム論-栗田論文を手がかりとして」 『日本オセア ニア学会関西地域例会-『オセアニア・オリエンタリズム』をめぐって』 10月9日 神戸大学。
1999
「フィールドワークへの批判的姿勢-ヴァヌアツにおける文化人類学のフィー ルドワークをめぐる状況」 『第6回日本建築学会建築計画委員会比較居住文化 研究シンポジウム-フィールドワークに何が求められているか?』 1月22日 国立民族学博物館。
1998
「ヴァヌアツ・トンゴア島民の民間医療観-デング熱流行との関連で」『第32回日本民族学会研究大会』 5月24日 西南学院大学。
1998
「開発が来ない島の人々と開発-ヴァヌアツ共和国トンゴア島民の場合」 『第15回日本オセアニア学会研究大会シンポジウム-オセアニア島嶼の開発』 3月21日 高崎経済大学。
1998
「カストム・メレシン-ヴァヌアツ共和国トンゴア島民の民間医療および民間医 療観の現代的位相」 『第13回日本民族学会近畿地区研究懇談会-第5回修士・博士論文発表会』 3月7日 大阪大学。
1996
“A Study of Use of Mosquito Nets among the People of Vanuatu.” 14th International Congress for Tropical Medicine and Malaria, 19 November, University of Nagasaki, Nagasaki, Japan.