国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。
受賞年度
2016年度
受賞者
本文
井家晴子外来研究員「第10回『未来を強くする子育てプロジェクト』スミセイ女性研究者奨励賞」受賞
2017年3月6日掲載

この度、井家晴子・国立民族学博物館外来研究員が「第10回『未来を強くする子育てプロジェクト』スミセイ女性研究者奨励賞」を受賞いたしました。
なお、授賞式は2017年3月6日(月)にホテルニューオータニ(東京)で挙行されます。
  • 受賞者:井家晴子(国立民族学博物館外来研究員)
  • 研究テーマ:帝王切開をめぐる社会文化的背景と医療技術をとりまく妊産婦の身体感――日本とオランダの臨床現場での比較を通して
  • 未来を強くする子育てプロジェクト
     ホームページ: http://www.sumitomolife.co.jp/about/csr/community/mirai_child/

受賞の言葉:
長女を緊急帝王切開で出産し大変な苦労を経験したため、次女の出産時には経膣分娩(Vbac)を選択しました。現在、日本では、Vbacを行う医療施設は少なく、子宮破裂のリスクを理由に多くの医療関係者が否定的です。しかしヨーロッパの多くの国では、普通にVbacが行われています。今回の助成で、多くの女性たちが子育てをしながらも第一線で活躍しているオランダと日本との出産環境の比較を試みたいと考えています。このたびは励みになる賞をいただき本当にありがとうございました。

 

スミセイ女性研究者奨励賞:
育児のため研究の継続が困難となっている女性研究者および、育児を行いながら研究を続けている女性研究者が、研究環境や生活環境を維持・継続するための助成金を支給します。人文・社会科学分野における萌芽的な研究の発展に期待する助成です。( 未来を強くする子育てプロジェクトホームページより)