国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

マンダラの構造と機能

共同研究 代表者 立川武蔵

研究プロジェクト一覧

2002年度

マンダラは密教(タントリズム)の儀礼・実践(瞑想)の補助手段である。インドで4,5世紀に生まれ、その後7世紀頃には完成し、ネパール、チベット、モンゴル、中国、日本などに伝えられた。元来はマンダラは仏たちに供養するための祭壇の役をする盆のようなものであったと考えられるが、時代とともに世界の縮図、人体のメタ・モデル、実践者の「自己空間」の図などとして機能するようになり、今日に至っている。本研究はそうしたマンダラの歴史、構造、機能、さらにはマンダラに登場する仏たちの図像学的特徴を一般の人々にもわかりやすい方法によって示すことを目指したい。

なお、その成果は2003年春に開催希望の特別展「マンダラ─チベット・ネパールの仏たち」として発表したい

【館内研究員】 長野泰彦
【館外研究員】 小野田俊蔵、佐久間留理子、野口圭也、日野紹運、廣澤隆之、正木晃、森雅秀、山口しのぶ、吉崎一美、和田壽弘
研究会
2002年5月13日(月)9:00~(大演習室)
山口しのぶ「特別展マンダラ図録原稿打ち合せ」
2002年5月21日(火)12:00~(大演習室)
森雅秀「特別展マンダラ図録原稿打ち合せ」
2002年5月27日(月)9:00~(大演習室)
正木晃「特別展マンダラ図録原稿打ち合せ」
2002年6月10日(月)13:00~(大演習室)
「マンダラ展展示内容打ち合せ」
2002年8月19日(月)9:00~(大演習室)
「マンダラ展の展示内容と図録出版に関する作業」
2002年8月20日(火)9:00~(大演習室)
「マンダラ展の展示内容と図録出版に関する作業」
2002年8月21日(水)9:00~(大演習室)
「マンダラ展の展示内容と図録出版に関する作業」
2002年8月30日(金)9:00~(大演習室)
「マンダラ展図録出版作業」
2002年8月31日(土)9:00~(大演習室)
「マンダラ展図録出版作業」
2002年10月15日(月)13:00~(大演習室)
「マンダラ展展示内容打ち合わせ」
2002年10月30日(水)13:00~(大演習室)
「マンダラ展展示内容打ち合わせ」
2002年11月11日(月)9:00~(大演習室)
「マンダラ展展示キャプション作成作業」
2002年11月19日(火)13:00~(大演習室)
「マンダラ展図録出版作業」
2002年12月9日(月)9:00~(大演習室)
坂田昌彦「出羽三山の修験について」
伊藤真樹子「カトマンドゥのヒーラーについて」
2002年12月10日(火)9:00~(大演習室)
「マンダラ展図録作成作業」
2002年12月11日(水)9:00~(大演習室)
「マンダラ展図録作成作業」
2003年3月3日(月)~7日(金)9:00~(大演習室)
「マンダラ展展示作業」
2003年3月10日(月) / 11日(火) / 12日(水) / 13日(金)9:00~(大演習室)
「マンダラ展展示及び研究発表」
研究成果

この共同研究会は2003年3月~6月の「特別展:マンダラ展―チベット・ネパールの仏たち―」の開催および図録『マンダラ―チベット・ネパールの仏たち―』発行をめざしていた。

2001年度

マンダラは密教(タントリズム)の儀礼・実践(瞑想)の補助手段である。インドで4、5世紀に生まれ、その後7世紀頃には完成し、ネパール、チベット、モンゴル、中国、日本などに伝えられた。元来はマンダラは仏たちに供養するための祭壇の役をする盆のようなものであったと考えられるが、時代とともに世界の縮図、人体のメタ・モデル、実践者の「自己空間」の図などとして機能するようになり、今日に至っている。本研究はそうしたマンダラの歴史、構造、機能、さらにはマンダラに登場する仏たちの図像学的特徴を一般の人々にもわかりやすい方法によって示すことを目指したい。

なお、その成果は2003年春に開催希望の特別展「マンダラ─チベット・ネパールの仏たち」として発表したい。

【館内研究員】 長野泰彦
【館外研究員】 小野田俊蔵、佐久間留理子、野口圭也、日野紹運、廣澤隆之、正木晃、森雅秀、山口しのぶ、吉崎一美、和田壽弘
研究会
2001年7月16日
立川武蔵「2003年企画展参加について」
風間純子「ジャワのマンダラ舞踏について」
2001年9月25日~27日
全員「マンダラ展展示解説出版作業」
2001年10月15日
全員「マンダラ展カタログに関する打ち合わせ」
2001年11月19日
全員「マンダラ展展示品目整理」
2001年12月18日
全員「マンダラ展目録出版作業」
2002年1月24日
全員「マンダラ展図録作成打ち合わせ」
2002年2月12日~13日
全員「マンダラ展図録作成作業」
2002年2月18日
全員「マンダラ展に関する打ち合わせ」
桜井真樹子「曼荼羅供養における声明」
河野亮仙「芸能のヴィジュアライゼーション」